パン・菓子製造販売業の経営に役立つ最新情報【2026年版】

最終更新:2026年7月27日(令和8年度対応)

このページは、パン屋・洋菓子店・和菓子店などパン・菓子の製造小売を営む経営者・個人事業主の方に向けて、2026年(令和8年)時点の業界動向・税制改正・支援策・労務ルールを、税理士事務所の視点で整理したものです。小麦粉やバターなど原材料価格の高止まり、イートインコーナーの消費税区分、HACCP(=食品衛生管理の国際基準)に沿った衛生管理など、パン・菓子製造販売業ならではの実務論点を中心にまとめています。

✓ 2026年のパン・菓子製造販売業動向 ✓ 原材料高騰と価格転嫁のポイント ✓ 使える補助金・助成金 ✓ 労務・人材の新ルール ✓ 12か月アクション表
3分でわかる要点
  1. 結論を最初に:パン国内市場は1.66兆円(2023年度・前年比104.8%)で拡大基調ですが、原材料高騰への対応力の差が経営を左右します。
  2. 倒産動向は明暗が対照的:洋菓子店の倒産は65件で2年連続過去最多、一方でパン屋は15件と前年同期比4割減です。
  3. 輸入小麦は円安で再び上昇:政府売渡価格は2026年4月期に1トンあたり62,520円へ引き上げ。日本は小麦の約9割を輸入に頼っています。
  4. 冷凍パン・通販市場が拡大:国内市場は2029年度に2,328億円規模へ成長見込みで、販路多角化の受け皿になります。
  5. 制度変更は2026年後半に集中:インボイス2割特例はR8.9.30で終了、仕入税額控除は10月から70%に縮小します。
目次

1. 業界の今|2026年のパン・菓子製造販売業動向

ひとことで言うとパン市場全体は拡大が続く一方、原材料高騰への対応力の差で明暗が分かれ、洋菓子店の倒産件数は過去最多の水準にあります。

1.66兆円パン国内市場規模(2023年度・前年比104.8%)
65洋菓子店の倒産件数(2025年度・2年連続過去最多)
62,520輸入小麦の政府売渡価格(2026年4月期・1トン当たり)

矢野経済研究所によると、2023年度の国内パン市場規模は1.66兆円で、前年比104.8%と拡大が続いています。

一方で倒産の明暗ははっきり分かれています。帝国データバンクによると、2025年度の洋菓子店の倒産は65件で、2年連続の過去最多です。

東京商工リサーチの集計では、パン屋の倒産は2025年1〜10月で15件と、前年同期比で4割減っています。原材料高騰への対応力の差が表れているとみられます。

輸入小麦の政府売渡価格は、2025年10月期に5銘柄平均で4.0%引き下げられました。しかし2026年4月期は円安を主因に、1トンあたり62,520円へ2.5%引き上げられています。

日本は消費する小麦の約9割を輸入に頼っており、為替の影響を受けやすい構造です。業務用バターも前年から15%程度上昇しており、原材料費の管理が一段と重要になっています。

中小企業庁の調査では、2026年3月時点の価格転嫁率は54.2%(全業種平均)にとどまります。原材料高騰分をどれだけ販売価格に反映できるかが、収益を左右します。

ポイント市場規模の拡大を追い風にしつつ、原材料高騰への価格転嫁とロス率管理を徹底できるかどうかが、2026年のパン・菓子製造販売業の経営を左右します。
洋菓子店とパン屋の倒産件数の対照(2025年)
洋菓子店(2025年度)65件
パン屋(2025年1〜10月)15件
出典:帝国データバンク「洋菓子店の倒産動向2025年度」(2年連続過去最多)/東京商工リサーチ「パン屋の倒産動向」(前年同期比4割減、集計期間が異なる点に留意)

2. 経営のポイント|パン・菓子店経営者が今やるべきこと

ひとことで言うと原材料高騰への価格転嫁とロス率管理、冷凍パン・通販での販路多角化、HACCPに沿った衛生管理の3つが、経営の土台になります。

2-1. 原材料高騰を乗り切る価格改定とロス率管理

輸入小麦の政府売渡価格は年2回(4月・10月)改定されます。2026年4月期は1トンあたり62,520円で、前期比2.5%の引き上げです。

この改定タイミングに合わせて、自社の商品価格を見直す仕組みをつくりましょう。価格転嫁率は全業種平均で54.2%にとどまり、転嫁しきれていない事業者も多い状況です。

価格改定とあわせて重要なのが、ロス率(=廃棄・売れ残りの割合)の管理です。商品ごとに製造数量と廃棄数量を記録すれば、どの商品で利益が削られているかが見えてきます。

原材料高騰への打ち手の優先順位
すぐやる(効果大・コスト小)商品別の製造・廃棄数の記録、値上げ幅の根拠資料づくり
計画してやる(効果大・コスト大)配合・陳列の見直し、レジシステムの税率設定の整理
余力があれば催事出店ごとの採算管理の精緻化
優先度は低いどんぶり勘定のまま値上げを先送りすること
※価格転嫁とロス率管理の観点から当事務所が整理した一般的な優先順位です

2-2. 冷凍パン・通販・催事出店による販路多角化

冷凍パン生地・冷凍パンの国内市場は2024年度に2,028億円まで拡大し、2029年度には2,328億円規模へ成長する見込みです。

実店舗だけに頼らず、モール型ECサイト(=複数の店舗が出店する通販サイト)での冷凍パン販売や、催事出店による販路の多角化を検討する価値があります。

ただし催事出店は出店料等の経費がかさみやすいため、出店ごとの売上・経費を記録し、採算を可視化することが欠かせません。

冷凍パン生地・冷凍パン国内市場の拡大見込み
2,028億円
2,328億円
2024年度2029年度(見込み)
出典:矢野経済研究所「冷凍パン(生地)を中心とした冷凍食品市場に関する調査」

2-3. HACCPに沿った衛生管理体制

2021年6月の食品衛生法改正により、原則すべての食品等事業者にHACCP(=危害要因分析に基づく衛生管理の国際基準)に沿った衛生管理が義務化されています。

従業員50人未満の事業者は、簡略化した「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」で対応できます。ただし記録の作成・保存は必須です。

衛生管理計画と記録を整えておくと、税務調査だけでなく取引先からの信用にもつながります。日々の記録を後回しにしないことが大切です。

HACCPに沿った衛生管理の整え方
STEP1 危害要因を洗い出す原材料・工程ごとに衛生上のリスクを確認
STEP2 重要管理点を決める加熱・冷却など特に注意すべき工程を特定
STEP3 手順書と記録様式を作る50人未満なら簡略化した様式でも対応可
STEP4 記録を保存・振り返る日々の記録を残し、問題があれば手順を見直す
※食品衛生法改正(2021年6月)に基づく一般的な対応手順を整理したものです

3. 税務・会計の留意点(令和8年度)

ひとことで言うとイートインコーナーの消費税区分と、インボイス2割特例の終了に伴う仕入税額控除の見直しが、令和8年度の実務対応の中心になります。

パン・菓子製造販売業ならではの税務論点として、イートインコーナーでの消費税率の区分があります。飲食設備での飲食は10%、持ち帰りは軽減税率8%です。

レジでの意思確認ルールとレシート表示を統一しておかないと、税務調査で区分の誤りを指摘されるリスクがあります。

催事出店や移動販売を行う場合は、出店料を目的に応じて販売促進費・広告宣伝費等に区分し、出店ごとの採算を記録しておきましょう。

令和8年度は、インボイス制度と仕入税額控除の経過措置が大きな節目を迎えます。取引形態ごとに対応を整理しておく必要があります。

項目内容実務対応
イートインコーナーの区分飲食設備での飲食は消費税10%、持ち帰りは軽減税率8%レジでの意思確認ルールとレシート表示を統一する
催事出店・移動販売の経費区分出店料は目的に応じ販売促進費・広告宣伝費等に区分出店ごとの売上・経費を記録し採算を可視化する
少額減価償却資産の特例R8.4.1以後取得分は40万円未満に拡充(年合計300万円まで)オーブン・冷凍ショーケース等の更新をまとめて実施
インボイス2割特例の終了R8.9.30を含む課税期間で終了。個人事業者はR9・R10年分のみ3割特例免税のままか課税転換かを取引形態ごとに検討する
免税事業者からの仕入税額控除の経過措置R8.10.1以後は80%控除から70%控除に縮小卸先・OEM先との価格転嫁協議に反映する
複数税率対応菓子と非食品(ラッピング資材等)の混在販売は区分経理が必要レジシステムの税率設定を定期的に見直す
防衛特別法人税R8.4.1以後開始事業年度から課税。(基準法人税額−基礎控除500万円)×4%法人化している店舗は基準法人税額500万円超かを確認
パン・菓子製造販売業に関わる制度スケジュール
  • 2026年4月1日以後開始事業年度防衛特別法人税の課税対象に(基準法人税額500万円超の部分に4%)
  • 2026年9月30日インボイス2割特例の対象課税期間が終了(個人事業者はR9・R10年分のみ3割特例)
  • 2026年10月1日免税事業者からの仕入税額控除が70%控除に縮小。「106万円の壁」も同時期に撤廃
  • 2026年10月頃令和8年度の最低賃金改定が発効する見込み(8月に都道府県ごとに答申予定)
出典:国税庁・財務省・厚生労働省の公表資料をもとに作成

4. 使える補助金・助成金・支援策(2026年)

ひとことで言うと厨房設備の自動化から通販事業への進出、後継者への事業承継まで、投資段階に応じて活用できる補助金が複数用意されています。

パン・菓子製造販売業では、自動計量機や急速冷凍機など省力化設備の導入に使える補助金の活用余地が大きく、要件整理や資金計画づくりを税理士がサポートできます。

制度上限・補助率直近スケジュールパン・菓子製造販売業での使い方
中小企業省力化投資補助金【一般型】750万〜8,000万円(賃上げ特例で最大1億円)、補助率中小1/2・小規模2/3第7回:R8.6.5要領公開、7月受付、採択11月頃自動計量機・急速冷凍機・自動包装機の導入
中小企業新事業進出補助金上限4,000万円級(最低賃金引上げ特例あり)第1回締切:R8.9.30 18:00冷凍パン製造ラインの新設、通販事業への進出
小規模事業者持続化補助金通常枠上限50万円+上乗せで最大250万円、補助率2/3(赤字事業者3/4)第20回:受付R8.11.5〜12.15店舗改装、ECサイト構築、催事出店の販促費
事業承継・M&A補助金上限数百万円〜(専門家活用費用等を補助)通年で複数回公募後継者不在の店舗の第三者承継・M&A費用
業務改善助成金賃上げ額別3コース(50円・70円・90円)、最大600万円R8年度:受付R8.9.1開始従業員の賃上げ原資と厨房設備の更新費用
ご注意補助金の申請代行は行政書士等、雇用関係助成金の申請代行は社会保険労務士の専門分野です。当事務所は税務・財務の観点から、採択後の会計処理・圧縮記帳・資金繰り計画を支援します。

5. 労務・人材の最新論点

ひとことで言うと2026年10月に集中する制度変更(106万円の壁撤廃・カスハラ対策義務化)と、最低賃金改定への備えが労務対応の中心です。

2026年度の最低賃金は、中央最低賃金審議会で目安の審議が続いており、7月下旬に目安が公表される見込みです。

現行(令和7年10月〜)は全国加重平均1,121円で、前年から66円の引き上げでした。北海道は1,075円です。

厨房作業を含む店舗では、日給・時給の設定が最低賃金改定に直結します。改定額の公表後は速やかに賃金台帳を見直しましょう。

2026年10月には「106万円の壁」が撤廃され、月収要件がなくなります。全国で約200万人が新たに社会保険の加入対象になる見込みです。

パート従業員が多いパン・菓子店では、社会保険料の会社負担が増える可能性があります。早めに人件費への影響を試算しておきましょう。

同じく2026年10月1日には、カスタマーハラスメント(=客による従業員への迷惑行為)対策が全企業を対象に法的義務化されます。

接客の多い業態のため、対応マニュアルの整備と従業員への周知を進めておく必要があります。

厨房内の熱中症対策も2025年6月1日から義務化されています。オーブンや厨房機器の熱がこもりやすい環境では、休憩確保のルール化が欠かせません。

6. 資金繰り・銀行融資対策

ひとことで言うと原材料の先払いと繁忙期前の仕込み資金需要、卸取引拡大時の入金サイト長期化を資金繰り表で先読みすることが安定経営の土台です。

6-1. 原材料の先払いと繁忙期前の仕入資金需要

パン・菓子製造販売業は、原材料の仕入代金が先払いになりやすい一方、店頭売上は現金・キャッシュレスで即日回収できる業態が多く、資金繰りは比較的安定しています。

ただしクリスマス・バレンタイン・お盆・年末年始は繁閑差が大きく、繁忙期前に一括での仕入資金需要が発生します。

繁忙期の仕入計画を早めに立て、必要な資金を事前に金融機関へ相談しておくと安心です。

6-2. 卸取引拡大時の入金サイト長期化と資金調達の選択肢

通販・催事出店から卸取引へと販路を広げると、入金サイト(=納品から入金までの期間)が長期化しやすくなります。

運転資金は、日本政策金融公庫の融資や信用保証協会保証付き融資、当座貸越の活用が基本です。卸取引拡大のタイミングで早めに相談しましょう。

6-3. 設備投資の資金計画と金融機関が見るポイント

オーブンや急速冷凍機などの設備投資は、中小企業経営強化税制と、公庫の設備資金・制度融資を組み合わせるのが基本です。

日銀の利上げ局面で金利は上昇傾向にあります。返済計画は余裕を持った金利水準で試算しておきましょう。

金融機関は原価率・ロス率・季節商品の在庫回転を確認します。日頃から数値を記録し、いつでも説明できるようにしておくことが大切です。

実務ポイント原材料の先払いと繁忙期前の仕入資金需要を資金繰り表で先読みし、卸取引拡大時は入金サイトの長期化に備えましょう。金融機関には原価率・ロス率・在庫回転を数値で説明できる準備が有効です。
売上100に対する原価構成モデル
材料44人件37経費15利益4
原材料費人件費その他経費営業利益
※日本政策金融公庫調査の粗利率55.9%・人件費対売上高比率37.1%・黒字企業営業利益率3.5%をもとに当事務所が作成したモデルケースです

7. 経営指標の目安(KPIベンチマーク)

ひとことで言うと粗利率は55.9%と高めに出やすい一方、営業利益率は中央値でマイナスという構造が、パン・菓子製造販売業のKPIの特徴です。

以下は日本政策金融公庫「小企業の経営指標調査」(2024年8月公表)による、パン菓子製造業の指標の目安(中央値ベース)です。

指標目安見方
売上高総利益率(粗利率)55.9%程度原材料費に対して高めの粗利が出やすい業種構造
売上高営業利益率-0.3%程度(黒字企業平均3.5%)中央値は赤字水準。人件費・家賃等の固定費負担が重い
人件費対売上高比率37.1%程度製造・接客の両方に人手がかかる業種特性を映す
労働分配率91.2%程度付加価値のほとんどが人件費に回っている状態
借入金回転期間8.1か月程度設備投資の借入が売上に対してどの程度かの目安
損益分岐点比率103.0%程度100%を超えており、多くの事業者が損益分岐点付近にある
自己資本比率-13.6%程度開業初期や設備投資直後は債務超過型になりやすい業種特性
ベンチマーク利用の注意上記は日本政策金融公庫の調査による中央値であり、実店舗のみ・通販中心・卸売中心など業態によって水準は大きく異なります。自社の複数期の推移と照らし合わせ、参考値としてお役立てください。
出典:日本政策金融公庫「小企業の経営指標調査」(2024年8月公表、パン菓子製造業)
粗利率と営業利益率(黒字企業平均)の差
売上高総利益率(粗利率)55.9%
売上高営業利益率(黒字企業平均)3.5%
出典:日本政策金融公庫「小企業の経営指標調査」(パン菓子製造業・中央値および黒字企業平均)

8. 成功事例と失敗事例に学ぶ|パン・菓子製造販売業

ひとことで言うと冷凍パン・通販による販路多角化とロス率管理、HACCPの活用、そして技術承継を先送りしないことが明暗を分けます。

実際の現場で繰り返し見られるパターンを、守秘義務に配慮して一般化したモデルケースとして紹介します。自社の管理体制と照らし合わせてご覧ください。

成功事例

成功事例①|通販売上が1年で実店舗の3割水準に住宅街に1店舗を構えるパン店は、冷凍パンをモール型ECサイト(=複数の店舗が出店する通販サイト)で販売を開始しました。開始から1年で通販売上が実店舗売上の3割程度まで到達し、廃棄ロスも削減できています。実店舗だけに頼らない販路を持てたことが、経営の安定につながりました。
成功事例②|原材料費率が約3ポイント改善複数店舗を展開する製造小売業者は、商品ごとの製造数・販売数・廃棄数を毎日記録する仕組みを導入しました。ロス率の高い商品の配合や陳列を見直した結果、原材料費率が約3ポイント改善しています。日々の記録の積み重ねが利益改善につながった事例です。
成功事例③|HACCP整備で新規卸取引先を複数獲得ある菓子製造業者は、HACCPに沿った衛生管理計画と記録を整備しました。ホテルやカフェから取引の問い合わせがあった際にスムーズに説明でき、新規の卸取引先を複数獲得しています。衛生管理の記録が、そのまま信用力の証明になった事例です。

失敗事例

失敗事例①|イートインの区分誤りで追徴課税あるパン店は、イートイン用の椅子・テーブルを設置していたにもかかわらず、店内飲食分もすべて軽減税率8%で計上していました。税務調査で区分の誤りを指摘され、追徴課税と延滞税の負担が生じています。レジでの意思確認ルールを決めていれば防げた事態です。
失敗事例②|同時多店舗出店で本店の質が低下ある製造小売業者は、複数の催事に同時出店した結果、人員が出店対応に割かれ、本店の製造・接客の質が低下しました。常連客が離反し、売上の回復に時間がかかっています。出店計画は本店の体制と合わせて検討する必要があります。
失敗事例③|技術承継の先送りで廃業家族経営のパン店は、後継者への技術承継を先送りにしていました。経営者の高齢化を機に第三者への譲渡を検討しましたが、レシピや仕入先の引き継ぎが難航し、廃業に至っています。早い段階からの技術承継の準備が欠かせません。
事例から見える「分かれ目」3点①冷凍パン・通販・催事出店など販路を多角化し、商品別のロスを記録できているかが利益率を左右します。②HACCPの衛生管理記録は義務対応にとどまらず、新規取引先への信用材料にもなります。③後継者への技術承継とレシピ・仕入先の引き継ぎを早めに文書化できているかが、廃業を防ぐ分かれ目です。

※本事例は守秘義務に配慮し、業界で典型的に見られるパターンを一般化・再構成したモデルケースです。特定の企業・個人の事実を示すものではありません。

9. 今後12か月のアクションチェックリスト

ひとことで言うと2026年後半に集中する制度変更(インボイス2割特例終了・仕入税額控除縮小・106万円の壁撤廃)への備えを今のうちに整理しましょう。

時期やること関連制度
2026年7〜9月インボイス2割特例が終了する前に取引形態ごとの課税判定を整理、10月期の輸入小麦価格改定を見据えた商品価格の再点検インボイス2割特例、輸入小麦政府売渡価格
2026年10〜12月仕入税額控除70%への縮小と「106万円の壁」撤廃を踏まえ、仕入先・パート従業員への対応を確認仕入税額控除の経過措置、106万円の壁撤廃
2027年1〜3月決算に向けてイートインコーナーの消費税区分・少額減価償却資産特例の活用状況を総点検消費税区分、少額減価償却資産の特例
2027年4〜6月中小企業省力化投資補助金など2027年度の公募スケジュールを確認し、設備更新の計画を具体化中小企業省力化投資補助金、防衛特別法人税

10. 関連情報・よくある質問

ひとことで言うとパン・菓子製造販売業に関わる制度は、税制改正や補助金・業種別FAQなど関連情報もあわせて確認すると理解が深まります。

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※本ページは2026年7月時点の公表情報に基づく一般的な情報提供です。制度・金額・期限は今後の改正等により変更される場合があります。個別の適用可否や税務判断については、顧問税理士または当事務所にご確認ください。

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