確定申告をしていなかった年分を、今からさかのぼって申告する場合は、税理士費用と税務上のペナルティ(加算税・延滞税)の両方が発生します。費用の合計は、未申告の年数・所得の規模・申告の複雑さによって大きく変わります。
本記事では、札幌・北海道で無申告を解消したい方に向けて、税理士に依頼した場合の費用の内訳と一般的な相場を解説します。放置するほど加算税・延滞税は膨らむため、早めの対応が肝心です。
この記事は、こんな方に役立ちます
- 決算・申告を控えて段取りを確認したい経営者
- 記帳や決算整理をどこまで自社でやるか迷っている方
- 申告期限と納税の流れを把握したい方
- 無申告を放置すると無申告加算税(原則15〜20%程度)と延滞税が積み上がる。自主申告なら加算税が軽減される可能性がある。
- 税理士費用は申告書作成料+記帳代行料が中心。3年分なら合計10万〜30万円以上になることも。
- さかのぼり申告は原則5年が目安。偽りがある場合は7年。
- 書類を事前に整理しておくと費用を抑えやすい。まずは税理士に相談を。
無申告に伴うペナルティの仕組み
申告期限を過ぎてから申告する(期限後申告)と、本来の税額に加えて加算税と延滞税が課されます。どちらも放置するほど増えていくため、気づいた時点で早急に対処することが大切です。
| ペナルティの種類 | 概要 |
|---|---|
| 無申告加算税 | 本来の税額に対して原則として15〜20%程度が加算される(自主的に申告した場合は5%に軽減されるケースあり。税務調査後は税額が高くなる場合がある)。 |
| 延滞税 | 納付の期限の翌日から納付日まで日割りで発生する。年率はその年の延滞税率に基づく(国税庁が毎年告示)。 |
税務調査が入る前に自主的に申告すると、無申告加算税が軽減される規定があります。正確な税率や計算方法は国税庁タックスアンサーをご確認いただくか、税理士にご相談ください。
税理士費用の内訳と一般的な相場
税理士に無申告の解消を依頼した場合の費用は、大きく「申告書作成料」と「記帳代行料」に分かれます。事務所によって料金体系は異なりますが、一般的な目安は次のとおりです(規模や複雑さにより大きく変わります)。
- 確定申告書の作成料(1年分):3万〜10万円程度(所得の種類・規模による)。
- 記帳代行(1年分):3万〜8万円程度(取引量・書類の整理状況による)。
- さかのぼり申告の年数加算:2〜5年さかのぼる場合、年数に応じて上記の費用が加算される。
- 税務調査への立会い:別途費用が発生する場合がある。
たとえば3年分の所得税申告(副業・フリーランス程度の規模)を依頼した場合、申告書作成料だけで10万〜30万円程度になることも珍しくありません。書類が整っているか、会計ソフトのデータがあるかによっても費用は変わります。
さかのぼれる期間と時効
さかのぼり申告ができる期間には、国税の「除斥期間(じょせき きかん)」という上限があります。申告書を提出していない場合の除斥期間は、一般的に5年です(偽りや不正行為があった場合は7年)。
5年より前の年分は、法的には税務署が更正・決定できる期間を超えている場合がありますが、自主的に申告・納付することは可能です。
実務上は、できるだけ直近5年分の申告を優先して対応することが一般的です。何年分さかのぼるべきかは個別の状況によって異なるため、税理士に相談したうえで方針を決めることをおすすめします。
費用を抑えるために準備できること
税理士への依頼費用は、事前の書類整理でかなり抑えられることがあります。次の準備ができていると作業工数が減り、費用が下がりやすくなります。
- 通帳・クレジットカード明細を年度ごとにまとめておく。
- 収入に関わる書類(源泉徴収票・支払調書・売上データ)を探しておく。
- 経費の領収書を年度・カテゴリ別に仕分けしておく。
- 会計ソフト(freee・マネーフォワード等)のデータがあれば共有できる状態にしておく。
書類が散逸している年分ほど、記帳代行の工数が増えます。まず手元にある書類を確認してから税理士に相談すると、より正確な見積もりが得られます。
まとめ
無申告の解消は当事務所にご相談ください
当事務所は、札幌・北海道で無申告の解消・さかのぼり申告・税務調査対応をサポートする税理士・公認会計士事務所です。まずは状況をお聞かせください。料金や業務の流れは料金・契約・業務フローのページで、ご相談はお問い合わせフォームからどうぞ。
決算前にそろえておく主な書類
- 売上・仕入の請求書と入金記録
- 預金通帳・借入金の返済予定表
- 請求書・領収書(経費)
- 固定資産の取得・売却の資料
- 棚卸表(在庫の数量と金額)
※本記事は2026年9月時点の法令・情報に基づく一般的な解説であり、個別の税務判断を保証するものではありません。実際の適用にあたっては税理士等の専門家にご相談ください。
出典・参考情報(公的機関)
本記事は一般的な情報提供を目的とするものであり、個別の税務判断・アドバイスを行うものではありません。税制・法令は改正される場合があります。実際の申告・手続の際は、上記の公的機関が公表する最新情報をご確認のうえ、税理士など専門家へご相談ください。
