確定申告の丸投げ代行の流れと必要日数|依頼から申告完了までの目安

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確定申告の丸投げ代行は、問い合わせ・契約、資料の受け渡し、記帳と申告書の作成、内容確認と電子申告という流れで進み、資料がそろってから申告完了まではおおむね2週間〜1か月が目安です。期限は原則3月15日のため、年明けすぐ、できれば前年のうちに相談すると余裕を持って進められます。

執筆:ジェイスタート会計事務所 編集部(札幌の公認会計士・税理士事務所)2026年10月時点の法令に基づき作成

この記事の結論

丸投げは「資料を渡す」「内容を確認する」の2つで進み、資料がそろえば申告完了まで2週間〜1か月が目安です。期限直前は事務所が混み合うため、年明けすぐの依頼が安心です。

  • 流れは、問い合わせ・契約→資料の受け渡し→記帳・申告書の作成→内容確認→電子申告で完了
  • 日数を延ばす最大の原因は、資料の不足と質問への返答待ち
  • 令和8年分の申告期間は2027年2月16日〜3月15日、個人事業者の消費税は3月31日まで
  • 期限を過ぎると無申告加算税がかかることがあり、青色申告特別控除は10万円になる
目次

確定申告を丸投げするときの基本の流れ

確定申告の丸投げは、領収書や通帳を渡せば、あとは税理士が申告まで進めてくれる依頼の形です。利用者側の作業は意外とシンプルで、一般的には次の5ステップで進みます。

  1. 税理士へ問い合わせる依頼したい範囲(記帳から任せるか、申告書の作成だけか)、事業の内容、年間の取引量を伝え、費用と進め方を確認します。
  2. 契約する業務の範囲・費用・資料の渡し方・スケジュールを書面で確かめて契約します。電子申告に必要な利用者識別番号などもこの段階で伝えます。
  3. 資料を渡す領収書・通帳・控除証明書・前年の申告書の控えなどを渡します。そろったものから順に渡すと、作業を早く始められます。
  4. 記帳・申告書の作成と内容の確認税理士が記帳・集計して決算書と申告書を作ります。不明な入出金について質問が来たら早めに答え、完成した申告書の所得・税額・控除を確認します。
  5. 電子申告(e-Tax)で提出して完了税理士がe-Taxで提出し、申告書の控えを受け取ります。納税は本人が期限までに行います。

利用者がやることは、主に資料を渡すことと、内容の最終確認だけです。たとえば1年分の領収書を月ごとに封筒で分けておくだけでも、その後の作業が大きくスムーズになります。

丸投げしても本人に残ること

申告書を作るのは税理士でも、申告の内容に責任を持つのは納税者本人です。資料を集めて渡すこと、事業との関係がわかりにくい支出を説明すること、完成した申告書を確認すること、税金を納めること、資料を保存することは、どこまで任せても本人の役割として残ります。

申告完了までの必要日数の目安

資料がそろってから申告完了までの日数は、おおむね2週間〜1か月が目安です。ただし、申告の期限が近い時期は税理士の繁忙期と重なるため、早めの依頼が肝心です。工程ごとの目安と、日数が延びやすい原因を整理しました。

流れ・手順と所要日数の目安(本文の表より)
1
問い合わせ〜契約⏱ 数日〜1週間
2
資料の受け渡し⏱ 数日
3
記帳・申告書の作成⏱ 1〜2週間程度
4
内容確認〜提出⏱ 数日
工程所要日数の目安日数が延びやすい原因
問い合わせ〜契約数日〜1週間依頼の範囲が決まらない、繁忙期で面談の日程が取りにくい
資料の受け渡し数日控除証明書や通帳の一部が見つからない
記帳・申告書の作成1〜2週間程度取引が多い、事業用と私用の支払いが混ざっている
内容確認〜提出数日質問への返答や最終確認に時間がかかる
確定申告の丸投げ代行の工程と日数の目安(資料がそろっている場合)

初めて依頼する場合は、前年の申告書や減価償却の明細を読み込む分だけ時間がかかります。消費税の申告がある、不動産所得や株式の売却もある、といった場合も確認する資料が増えます。

確定申告の期限は原則として毎年3月15日です。1月〜3月は税理士が最も混み合う時期のため、年明けすぐ、できれば前年のうちに相談しておくと安心です。期限直前の依頼は割増料金や対応不可となる場合があるため、早めに動きましょう。

令和8年分はいつまでに頼めば間に合う?期限から逆算する

所得税の確定申告は、原則として毎年2月16日から3月15日まで(土日の場合は翌平日)です。令和8年分(2026年分)の主な期限は次のとおりです。

手続き令和8年分の期限
所得税の確定申告2027年2月16日(火)〜3月15日(月)
所得税の納付2027年3月15日(月)。延納の届出をした場合の残りは5月31日まで
個人事業者の消費税の申告・納付2027年3月31日(水)
令和8年分の確定申告の主な期限(2026年10月時点)

資料がそろってから1か月かかる場合もあると考えると、申告期限の1か月以上前には資料をすべて渡しておきたいところです。振替納税を使う場合の引落日は、国税庁が公表する日付で確認します。1年を通じた税金の予定は個人事業主の年間スケジュールで確認できます。

具体例:1月中旬に相談した場合の進み方

例えば、領収書がそろっている個人事業主が1月中旬に問い合わせた場合、次のように進めると2月中に提出まで終えられる見込みです(日程は一つの目安です)。

  • 1月中旬:問い合わせ・面談で依頼の範囲と費用を確認
  • 1月下旬:契約し、通帳・領収書・控除証明書を渡す
  • 2月上旬〜中旬:税理士が記帳・申告書を作成し、質問に答える
  • 2月下旬:申告書の内容を確認し、e-Taxで提出

同じ量の資料でも、2月下旬に相談を始めると、確認のやり取りに使える日数がほとんど残りません。

スムーズに進めるために用意する資料

丸投げをスムーズに進める最大のコツは、必要な資料を早めにそろえることです。資料が欠けていると、その確認のたびに日数が延びてしまいます。一般的に必要となる主な資料は次のとおりです。

  • 売上・経費が分かる領収書、請求書、レシート
  • メールやウェブで受け取った請求書・領収書の電子データ
  • 事業用の預金通帳、クレジットカードの明細、借入金の返済予定表
  • 各種控除の証明書(国民年金・国民健康保険などの社会保険料、生命保険料、小規模企業共済、ふるさと納税など)
  • 車両・設備など固定資産の購入や売却の資料
  • 在庫がある場合は、12月31日時点の棚卸表
  • 前年の確定申告書の控え(あれば)

領収書は日付順や月別に整理しておくと、記帳が早く進みます。スマホで撮影してデータで渡せる事務所もあり、紙の受け渡しの手間を減らせます。資料の渡し方は契約時に確認しておくとよいでしょう。

2024年1月1日以後に電子データで受け取った請求書や領収書は、紙に印刷するだけでは足りず、電子帳簿保存法の要件に沿ってデータのまま保存する必要があります。印刷したものだけを渡すのではなく、元のデータの保存場所も伝えておくと確認が早く済みます。

札幌で依頼するときの税務署と書類の提出先

確定申告書は、住所地(事業所の所在地を納税地にしている場合はその所在地)を管轄する税務署に提出します。札幌市とその周辺の税務署の管轄は次のとおりです。

税務署管轄区域電話
札幌中税務署中央区の一部(おおむね西10丁目以東)011-231-9311
札幌北税務署北区・東区・石狩市・石狩郡011-707-5111
札幌南税務署豊平区・南区・清田区・千歳市・恵庭市・北広島市011-555-3900
札幌西税務署中央区の一部(大通西11丁目以西・円山・宮の森・伏見・旭ケ丘・中島公園など)・西区・手稲区011-666-5111
札幌東税務署白石区・厚別区・江別市011-897-6111
札幌市内の税務署の管轄(2026年10月時点。中央区の個別の住所は国税庁の管轄区域表で確認)

書面の提出は札幌業務センターへ

2026年7月10日から、札幌市内の5署の内部事務は札幌業務センターに集約されました。書面で提出する申告書などは、〒060-8510 札幌市中央区大通西10丁目 札幌第2合同庁舎の札幌業務センターへ郵送します。e-Taxでの提出と窓口への持参は、これまでどおり所轄の税務署です。

丸投げで税理士がe-Taxで代理送信する場合は、本人が税務署に出向く必要はありません。

期限に間に合わない・遅れたときはどうなる?

期限を過ぎてから申告すると(期限後申告)、無申告加算税がかかることがあります。税率は原則15%で、50万円を超える部分は20%、2024年1月1日以後に法定申告期限が到来するものは300万円を超える部分が30%です。納付が遅れた日数に応じて延滞税もかかります。

青色申告特別控除の65万円・55万円は期限内の申告が要件のため、期限を過ぎると10万円になります。令和9年分から設けられる最大75万円の控除も、期限内の申告が前提です。間に合わないとわかった時点で、期限後でもできるだけ早く申告することが大切で、税務署の調査の通知を受ける前に自主的に申告すれば、加算税が軽くなる仕組みもあります。

期限が迫っている、前年分の申告も残っているなど、状況によって進め方は変わります。まずは初回無料で状況をお聞かせください。

無料で相談する

余裕を持って申告するための進め方と相談先

余裕を持って申告を終えるには、「資料を早く渡すこと」と「不明点に早く返答すること」がポイントです。税理士からの質問に素早く答えれば、作成は滞りなく進みます。期限ぎりぎりに駆け込むと、確認が雑になりミスのもとにもなります。

  • 年内、遅くとも年明けすぐに相談する
  • 事業用の口座とカードを分け、私用の支払いを混ぜない
  • 領収書は月ごとにまとめ、電子データの保存場所を決めておく
  • 質問には返答の期日を決めて答える
  • 納税額の見込みを早めに聞き、納税資金を用意しておく
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所得税額を速算表で計算する見込みの課税所得を入れると所得税額の目安がわかり、納税資金の準備に役立ちます。計算する

当事務所では、確定申告だけのスポットのご依頼はお受けしていません。記帳代行プランや税務顧問の契約で、資料の受け渡しから電子申告までを継続して支援しています。月ごとに資料を送る形にすると、申告直前に1年分をまとめる負担がなくなり、日数の心配も減ります。業務の流れと料金は料金・契約・業務フローでご確認いただけます。期限が近い時期のご相談も、まずは状況をお聞かせください。

よくある質問

依頼したあと、税務署に行く必要はありますか?

税理士がe-Taxで代理送信する場合は、本人が税務署に行く必要はありません。提出後に税務署から内容の問い合わせがあったときも、税務代理を依頼していれば税理士が窓口になります。

丸投げした申告に誤りがあったら、だれの責任になりますか?

申告書の内容に責任を持つのは納税者本人で、追加の税金や加算税も本人に課されます。提出前に所得・税額・控除の内容を確認し、わからない点はその場で質問しておきましょう。

前年まで自分で申告していても、途中から丸投げに切り替えられますか?

切り替えられます。前年の申告書と青色申告決算書の控え、減価償却の明細、会計ソフトのデータがあると、期首の残高や償却の続きをすぐに引き継げます。青色申告の承認を受けているかどうかも伝えてください。

消費税の申告もある場合、日数は変わりますか?

売上と仕入の税率や、仕入先がインボイスの登録事業者かどうかを確認する作業が加わるため、日数は延びやすくなります。個人事業者の消費税の期限は所得税より後の3月31日ですが、所得税と同じ資料で作るため、まとめて早めに進めるのが効率的です。

まとめ

確定申告の丸投げは「資料を渡す」「内容を確認する」の2つで進み、資料がそろえば申告完了まで2週間〜1か月が目安です。令和8年分の申告期限は2027年3月15日で、期限を過ぎると加算税や青色申告特別控除の減額につながります。年明けすぐ、できれば年内に相談し、資料を早めにそろえて余裕を持って申告を終えましょう。

札幌の公認会計士・税理士事務所

確定申告の丸投げ・記帳代行のご相談は、ジェイスタート会計事務所へ

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対応:法人の決算・税務顧問/個人事業主の確定申告/相続・贈与・事業承継/融資・資金繰り

出典・参考(公的機関)

本記事は2026年10月時点の法令等に基づく一般的な解説です。個別の状況により取扱いが異なる場合がありますので、実際の申告・手続きは税理士等の専門家にご相談ください。

更新履歴:2026年10月 全面改訂(令和8年度税制改正を反映)

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