顧問契約までは考えていないが、税金のことを一度だけ専門家に相談したい——そのとき最初に気になるのが「いくらかかるのか」です。
結論から言うと、公表されている相場情報の整理では、税理士のスポット相談は30分5,000円〜・1時間1〜3万円程度の幅が中心帯です。
不動産や株式の譲渡・相続・税務調査対応など専門性の高いテーマは高めになり、税額の試算や書面の作成は相談料とは別に見積もられるのが一般的です。
この記事では、札幌の税理士・公認会計士事務所が、料金の内訳と相場、テーマ別に幅が出る理由、顧問との使い分け、相談料を無駄にしない準備を解説します。
この記事は、こんな方に役立ちます
- 税理士の顧問料や費用の相場を知りたい方
- スポット相談か顧問契約か迷っている方
- 依頼の流れと範囲を把握したい方
- 中心帯は30分5,000円〜・1時間1〜3万円程度(公表相場の整理)
- 料金は基本相談料・テーマ上乗せ・追加作業の3層で確認する
- 譲渡・相続・調査は確認作業が重く高め。経験で選ぶ
- 相談が年数回以上あるなら顧問のほうが合理的になりやすい
- 資料・質問3つ・時系列メモの準備で面談の密度が変わる
料金の3層構造

| 層 | 内容 | 一般的な水準感 |
|---|---|---|
| ① 基本相談料 | 時間制(30分・1時間単位)の面談・オンライン相談 | 30分5,000円〜・1時間1〜3万円程度の幅 |
| ② テーマによる上乗せ | 譲渡・相続・税務調査対応など専門性の高い分野 | 基本より高めの設定が多い |
| ③ 追加作業 | 税額の試算・意見の書面化・申告書の作成 | 相談料とは別に個別見積もり |
※2026年6月12日時点で公表されている一般的な相場情報の整理です。事務所・テーマ・地域で幅があります。
「相談料」と呼ばれるのは①だけです。見積もりを取るときは、②と③まで含めた総額がどうなるかを最初に確認してください。「相談は1時間で終わったが、試算と書面は別費用だった」というすれ違いは、この構造を知っていれば事前の一言で防げます。
テーマで料金が変わる理由
経費になるかどうか、役員報酬をどう考えるかといった一般的な相談は、1時間の枠内で十分に答えられます。
一方、不動産の譲渡は売買契約書・取得時の資料・登記情報の確認と特例の適用判定が伴い、「答える」より「確かめる」作業に時間がかかります。
相続は財産の規模と相続人の数で論点が増え、相談から試算・申告へ進む前提で設計されることが多い分野です。税務調査の対応は面談1回では完結せず、立会いは半日・1日単位の設定が一般的という整理です。
つまり料金の差は、責任を持って答えるために必要な作業量の差です。金額の比較だけでなく、自分のテーマの経験があるかで選んでください。
スポットと顧問の分かれ目
| スポット相談が向く | 顧問契約が向く |
|---|---|
| 論点が1つに絞れている | 相談ごとが年に何度も発生する |
| 譲渡・退職・調査の通知など単発の出来事 | 月次の数字を経営に使いたい |
| 他の専門家の見解も聞きたい(セカンドオピニオン) | 記帳・申告・納税予測まで任せたい |
目安として、相談が年に数回以上発生するなら、顧問契約(会計・税務顧問サービス)のほうが総額で合理的になりやすく、こちらの状況を共有している分だけ回答も速くなります。スポットで相性を確かめてから顧問へ移行する流れは自然で、実際によくあります。
相談料を無駄にしない準備
同じ1時間でも、準備で密度が変わります。
①関係資料(申告書の控え・契約書・通知書など)を揃える、②聞きたいことを優先順に3つまで書き出す、③事実関係を時系列のメモにする——この3点だけで、一般論の説明に費やす時間が消え、自分のケースの検討に時間を使えます。
制度の一般的な内容は、国税庁サイトやAIである程度下調べできます。ここから先、自分のケースへの当てはめと責任を伴う判断が専門家の領域です。
当事務所は税務顧問にとどまらず、単発・スポットの税務相談から申告・調査対応まで実務で伴走しています。具体的な進み方と準備物のリストは流れと所要日数の記事にまとめています。
当事務所での実例
実例:個人の方から、自宅の買い替えに伴う不動産譲渡のスポット相談を受けました。
事前にお送りいただいた資料の論点整理と税額試算の下準備はAI(Claude)が担い、特例の適用可否の判断と申告までの段取りの提示は有資格者が面談で行いました。
1時間の面談で「使える特例・必要書類・申告時期」が確定し、見通しが立った状態で相談を終えられています。
スポット相談をご希望の方は、お問い合わせからテーマをお知らせください。状況を伺ったうえで、対応範囲と概算をご提示します。
よくある質問
オンラインや電話だけで完結できますか?
可能です。資料を事前に共有いただければ、オンラインでも対面と同じ密度で進められます。遠方の方や日中に時間が取りにくい方には、オンラインのほうが現実的です。
相談のあと、そのまま申告まで頼んだ場合の費用は?
申告の報酬は別途見積もりになります。相談料を申告報酬に充当するかどうかは事務所により扱いが異なるため、依頼前に確認してください。当事務所では見積もり時に総額を提示します。
無料相談と何が違うのですか?
無料の場では一般論の範囲にとどまることが多く、個別の資料に踏み込んだ判断は有償の領域です。判断に責任が伴う相談ほど、有償で時間を確保する価値があります。
相談・依頼はどう進めればよいですか?
テーマ・希望時期・資料の有無をお問い合わせフォームからお知らせください。料金・契約・業務フローを事前にご覧いただくと話が早く進みます。
まとめ
当事務所(札幌市)は、単発・スポットの税務相談から申告・調査対応・顧問契約への移行まで一体で対応しています。状況を伺ったうえで対応範囲と概算をご提示しますので、料金・契約・業務フローをご確認のうえお問い合わせください。
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料金を相談する前に整理しておくと早いこと
- 業種と年間の売上規模
- 記帳を自社でやるか依頼するか
- 訪問・オンラインなど希望の対応方法
- 現在の課題(節税・資金繰り・申告など)
- 法人か個人事業かと決算月
※本記事は2026年6月時点の法令・情報に基づく一般的な解説であり、個別の税務判断を保証するものではありません。実際の適用にあたっては税理士等の専門家にご相談ください。
