AI比較|Claude・ChatGPT・Geminiでできること一覧と使い分け

2026年10月27日時点の情報です。料金・機能・画面は変わることがあるため、最新は各社の公式ページでご確認ください。

統合次の記事の内容は、このページにまとめました

  • 「【2026年10月最新】Claude・ChatGPT・Gemini徹底比較|4分野の使い分けと主要動画AI・コネクタ活用術」→ このページ全体

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「どのAIで、何ができるのか」。2026年10月は、この答えが製品ごとにはっきり分かれてきました。動画を作れるAI、パソコンの画面を操作できるAI、パソコンを閉じても作業を続けるAIは、それぞれ別です。

このページでは、Claude・ChatGPT・Geminiの3社の製品を、人が画面で使う「アプリ」と、自社の仕組みに組み込む「API(ソフト同士をつなぐ窓口)」に分けます。そのうえで、7つの製品を同じ物差しで比べます。比べるのは、動画の生成、パソコンの操作、クラウドでの実行など16の機能と、料金、データの扱い、用途別の使い分けです。

事実は各社の公式ページ(2026年10月27日に確認)に基づき、当事務所の意見は「当事務所の考え」と分けて書きました。なお、このページの調査と構成には、比較対象の1つでもあるClaudeを使いました。性能の比較は、第三者評価と各社の公式発表に基づいています。

結論このページの結論(2026年10月27日時点)

  1. 動画を作れるのは、3社の中でGeminiだけです。アプリもAPIも、Googleの動画生成モデル「Gemini Omni」(2026年10月時点はGemini Omni 1.1 Flash)を使います。ChatGPTの動画生成(Sora)は終了し、Claudeには動画や画像を生成するモデルがありません。
  2. 自分のパソコンの画面を操作できるのは、ClaudeとChatGPTのデスクトップアプリです。ClaudeはPro・Maxのベータ、ChatGPTはWorkとCodexの機能で、地域などの条件があります。Geminiアプリには公式の記載がありません。
  3. パソコンを閉じても動く「クラウド実行」は、7製品すべてに手段があります(ベータ・プレビューを含みます)。ただし、Geminiのタスクをパソコンで自分のChromeを使って動かす間は、パソコンの起動が必要です。提供元がクラウドにブラウザを用意する機能として公式で確認できたのは、ChatGPTのWorkのクラウドブラウザ(Free・Goを除く有料プラン)とdots、OpenAIのAgents API、Geminiのタスク、Claude Duet(米国から開始)です。
  4. Claude Console(API)は、自社の仕組みに組み込むための道具です。請求書の読み取り、大量の一括処理(バッチは半額)、定期実行のエージェント(Managed Agents)などに使われます。Managed Agentsには画面やブラウザを操作する組み込みの道具はありませんが、作業環境のブラウザをプログラムで動かすことはできます。
  5. 当事務所の考え:文書づくりと会計ソフト連携はClaude、画像とサイト公開はChatGPT、動画とGoogle Workspaceの連携はGeminiが軸です。会計では「読み取りから始め、書き込みは承認制、最後に残高照合」で使います。
目次

比べる7つの製品:アプリとAPI(開発者向け)の違い

同じ会社のAIでも、「アプリ」と「API」は別の製品です。アプリは、月額の定額料金を払い、人が画面で会話したり作業を任せたりするものです。APIは、使った分だけ料金を払い、自社のシステムや業務の仕組みに組み込むものです(図1)。

アプリ(人が画面で使う) 製品:Claude・ChatGPT・Gemini 使う人:社員・経理担当者など 支払い:月額の定額(無料版あり) 使い方:画面で会話し、作業を任せる 例:資料の要約、Excelの作成、調べもの API(自社の仕組みに組み込む) 製品:Claude Console・OpenAI Platform Google AI Studio・Gemini API 使う人:開発者・自社のシステム 支払い:使った分だけ(トークン単位) 使い方:APIキーで呼び出し、組み込む 例:請求書の読み取り、明細の一括分類 Claude Codeは、どちらの払い方でも使えます Claudeの有料プランでログイン → プランの料金で/ConsoleのAPIキー → 使った分だけ アプリの契約で、APIが使い放題になるわけではありません。 (ClaudeのMax・Teamのプランには、毎月のAPIクレジットが付きます)
図1 アプリとAPIの違い。Claude Codeは、Claudeの有料プランでもConsoleのAPIキーでも使えます(当事務所作成のイメージ図)

APIの料金は「トークン(AIが文字を数える単位)」の量で決まります。アプリを契約しても、APIが使い放題になるわけではありません。例えばGoogleは、Google AIプランの特典はAI Studioの画面での利用に限られ、Gemini APIは別に課金されると案内しています。ClaudeのMaxとTeamのプランには、毎月のAPIクレジットが付きます(Consoleの組織とリンクして受け取ります)。

このページで比べる7つの製品

製品種類誰が・何に使うか支払い詳しい解説
Claude
Claudeアプリ(旧Cowork)
アプリ社員が画面で会話し、資料づくりや作業を任せる。チャットと旧Coworkの統合を2026年9月16日に発表し、順次提供中(Teamはベータ、Enterpriseは10月23日に一般提供)。フォルダの読み書きや予定タスク(以前の画面では「スケジュール済み」)は有料プランFree(無料)/Pro・Max(月額)/Team・Enterprise(1人あたり)Claude Code・Coworkのページ
Claude
Claude Code
作業の道具(文字で操作する画面・デスクトップ・Web)パソコンの作業フォルダのファイルを直接読み書きし、コマンドを実行する。プログラムの開発やデータの加工に使うClaudeの有料プランでログイン(Pro・Max・Teamは定額の枠、Enterpriseは席の料金と使った分)か、ConsoleのAPIキー(使った分だけ)。無料プランは対象外Claude Codeのページ
仕訳の実演
Claude
Claude Console
APIの管理画面(platform.claude.com)開発者がAPIキーを作り、自社のシステムからClaudeを呼び出す。クラウドで動くエージェント(Managed Agents)や、自社のPC・サーバーで動かす部品(Agent SDK)にも使う使った分だけ(前払いのAPIクレジット)Claude Consoleのページ
ChatGPT
ChatGPT
アプリ社員が画面で会話する。長い作業を任せるWork、開発のCodex、サイトを作って公開するSites、画像の生成などFree/Go・Plus・Pro(月額)/Business・EnterpriseChatGPTのページ
ChatGPT
OpenAI Platform
API開発者が自社のシステムから呼び出す。Responses API(基本の呼び出し方)、Agents API(エージェントを動かすAPI。公開ベータ)など使った分だけ(前払いは5ドルから)OpenAI Platformの節
Gemini
Gemini
アプリ社員が画面で会話する。動画の生成、Deep Research、Gmail・ドライブとの連携、タスクなど無料/Google AI Plus・Pro・Ultra(月額)/Google WorkspaceGeminiのページ
Gemini
Google AI Studio・Gemini API
API(試作の画面つき)AI Studioの画面で試し、APIキーで自社の仕組みに組み込む。アプリを作るBuild、エージェントのAntigravity Agent(プレビュー)など無料枠のあるモデルと、使った分だけの有料枠AI Studioの節

料金の金額は「料金の比較」の節にまとめました。

補足Claude Codeは、アプリとAPIのどちら?

Claude Codeは、Claudeの有料プランのPro・Max・Teamでログインすると、プランの定額の枠で使えます(Enterpriseは、席の料金と使った分の料金)。Consoleのアカウント(APIキー)で使うと、使った分だけ支払います。無料プランでは使えません。

どちらで使っても中身のモデルは同じですが、支払いの財布は別々です。

できること一覧表(動画・パソコン操作・クラウド・その他)

下の表は、7つの製品で16の機能ができるかを、2026年10月27日時点の公式情報でまとめたものです。○は標準の機能でできるもので、ベータ(試験提供)やプレビュー、プラン・年齢・地域の条件つきのものも含みます。△は、実行する環境を自分で用意する必要があるもの、米国のみなどの大きな制限があるもの、または公式の資料で確認できない点があるものです。×は、公式の提供や記載がないものです。

条件は各セルの注記に短く書き、詳しくは下の各節で説明します。左端に金色の線がある5つの行は、ご質問の多い「動画」「画面の操作」「ブラウザの操作」「クラウド実行」「定期実行」です。スマホでは表を横にスクロールできます(左端の機能名は固定されます)。

7製品でできること一覧(2026年10月27日時点)

○ 標準の機能でできる△ 自分で環境を用意する・大きな制限がある・公式で未確認の点がある× 公式の提供なし
機能Claudeアプリ(旧Cowork)Claude Code開発・作業の道具Claude ConsoleAPI・Managed Agents・Agent SDKChatGPTアプリOpenAI PlatformAPIGeminiアプリGoogle AI StudioGemini API
動画生成×生成モデルなし。Claude Motionは説明アニメ(Team・Enterprise、ベータ)×生成モデルなし(出力は文字だけ)×全モデルの出力は文字だけ×Soraのアプリ・Webは2026年4月26日に終了×Sora 2・Videos APIは9月24日に停止。1対1の代替APIなし○Gemini Omni(1.1 Flash)。Google AIプラン(AI Plus以上)・18歳以上○Gemini Omni 1.1 Flash(安定版)
画像生成×写真・イラストは生成しない。図はHTML・SVGで作成×画像生成モデルなし(SVGなどはコードで作成)×出力は文字だけ○ChatGPT Images 2.5(9月8日)。無料版は制限つき○gpt-image-2.5(Sunburst・Flare)○無料版も生成できる(編集は18歳以上)○Nano Banana 2.1(10月6日に一般提供)
音声(読み上げ・音声会話)○音声モード(全プラン、ベータ)△音声入力(文字起こし)のみ。日本語可×APIに音声の入出力なし○Voice(料金ページでは無料版も可)。10月15日に日本語の新しい声○Realtime(gpt-live-1など)・文字起こし○Gemini Live(無料版も可)○Live API・読み上げ(TTS)
パソコンの画面(デスクトップ)を操作○ベータ。Pro・Maxのみ、Mac・Windowsのデスクトップアプリ○Pro・Maxのみ。CLIはmacOSの研究プレビュー。APIキーでは不可△computer useツール(一般提供)は自前の環境で実行。Managed Agentsは不可○WorkとCodexのデスクトップアプリ(macOS・Windows)。対応地域で提供△Responses APIのcomputer use。環境は自分で用意×公式の記載なし(Mac版のタスクはフォルダの操作まで)△Computer Useツール(プレビュー)。環境は開発者が用意
ブラウザを操作(自分のChrome・クラウド)○Claude in Chrome(有料プラン)。クラウドのDuetは米国から開始(日本は未提供)○Chrome拡張と連携(Chrome・Edge)。claude.aiのログインが必要△browser useツールは自前で用意。Managed Agentsは専用の道具なし(コードでは可)○拡張機能・内蔵ブラウザ。クラウドはWorkのクラウドブラウザ(Free・Go除く)とdots○Agents API(公開ベータ)はOpenAI側でブラウザを実行△Chromeの操作の代行は米国など(日本は対象外)。タスクはクラウドのブラウザも使う(スマホは常にクラウド)△Computer Use(プレビュー)。ブラウザは開発者が用意
クラウド上で自律実行(PCを閉じても動く)○有料プランでクラウド実行(Team・Enterpriseは組織の設定による)。PC内の資料・ブラウザを使う部分は除く○クラウドのセッション(Pro・Max・Teamなど)○Managed Agents(ベータ)。実行1時間0.08ドル○Work(Web・スマホ。Free・Goは除く)、Codex Cloud、dots○Agents API(9月10日から公開ベータ)△タスク(AI Pro以上・試験運用版)。クラウドのブラウザなら閉じても続く。PCのChrome使用中は起動が必要○Antigravity Agent(プレビュー)。Google側のサンドボックス
定期実行(スケジュール)○予定タスク。全有料プラン。Pro・Maxはクラウドで実行○クラウドの予定タスク(/schedule。以前の名前はRoutines。研究プレビュー、最短1時間ごと)○Managed Agentsのスケジュール実行(cron、ベータ)○スケジュールタスク(1時間に1回まで。件数はプランで異なる)○Agents APIの定期実行(cron・1回だけ)○タスクの予定(AI Pro以上。端末がオフだと動かない)、予約アクション(AI Plus以上)○Antigravity Agentのトリガー(cron、プレビュー)
ファイル作成(Excel・Word・PowerPoint・PDF)○無料版を含む全プランでExcel・Word・PowerPoint・PDF○コード・スキルで作成(文書スキルの扱いは資料で食い違い)○Agent Skills(pptx・xlsx・docx・pdf)とコード実行○WorkでPowerPoint・Excelなど。Slides(Pro・Business・Enterprise)○Code Interpreterで作成(20分使わないと失効)○PDF・Word・Excel・CSV、Googleドキュメントなど(PowerPointは記載なし)△コード実行はファイルを返さない(グラフは画像)。Antigravity Agentは作成可
パソコン内のフォルダ・ファイルを直接扱う○接続したフォルダを読み書き(デスクトップアプリ・有料プラン)○作業フォルダを直接読み書き△Agent SDK(自社のPC・サーバー)なら可。Managed Agentsはアップロード○デスクトップアプリのWork・Codex(Web・スマホは不可)△Agents APIは自社のサンドボックスも選べる(自前で構築)△Mac版のタスクで接続フォルダを操作(Windows版は記載なし)×記載なし(ファイルはアップロードで渡す)
外部アプリ連携(コネクタ・MCP)○コネクタ(全プラン)。自作のリモートMCPは無料版1件まで○MCP(PC内・リモート)。プランでログインするとclaude.aiのコネクタも○MCPコネクタ。Managed AgentsはMCPと認証情報ボールト○プラグイン(アプリ・スキル・MCP)。デスクトップで自作MCP○Responses APIのリモートMCP(承認の設定あり)△接続アプリ40以上(多くは米国英語)。自作MCPは米国・英語のみ○Antigravity AgentでリモートMCP
コード実行○全プラン(設定「コード実行とファイル作成」)○PCのシェル、またはクラウドの仮想マシン○コード実行ツール(月1,550時間まで無料)、Managed Agentsのbash○Work・Codex(クラウドのコンテナかPC)○Code Interpreter・Hosted Shell(コンテナ単位で課金)○Canvas、タスクのコード実行(リモートのPC)○コード実行ツール(1回30秒まで)、Antigravity Agent
ディープリサーチ○Research(Pro以上。無料版は不可)△専用の機能なし。Web検索・取得で調べる△専用のAPIなし。Web検索(1,000回10ドル)・取得で構築○Deep research(無料版は制限つき)△専用モデルは7月23日に停止。検索ツールなどで構築○Deep Research(無料版も可)○Deep Research・Maxエージェント(プレビュー)
Webサイト・アプリ作成○アーティファクト、Claude Design(10月8日から全プラン)○コードで作成。Artifacts(Pro以上)△コードの生成のみ。公開の機能は記載なし○Sitesで作成・公開・共有(Plus・Proは作成数の上限なし)△コードの生成のみ(公開はChatGPT・CodexのSites)○Canvas(無料版も可)。WorkspaceはGoogleサイトへ公開○Buildで作成し、Cloud Runへ公開(料金がかかる場合あり)
記憶(メモリ)・プロジェクト○メモリ(全プラン)、プロジェクト(無料版は5件まで)○CLAUDE.md(指示のファイル)と自動メモリ○メモリツール(保存は自社側)、メモリストア(ベータ)○メモリ(無料版は制限)、プロジェクト(全プラン)△セッションの状態は保持。長期のメモリは未確認○保存された情報・過去のチャットの参照(18歳以上)、スキル△環境の再利用・会話の状態。長期のメモリは未確認
チーム管理・SSO○Team・EnterpriseでSSO。SCIMはEnterprise○Team・Enterprise(SSO・管理設定・利用の分析)○Consoleの組織もSSO可(営業窓口経由で有効化)○Business・EnterpriseでSSO。SCIMはEnterprise△SSOはCustom・Enterpriseの課金プランの組織のみ○Google Workspaceで管理(SSO自体は今回未確認)△Workspaceの管理者が組織部門ごとにオン・オフ
日本語の画面と日本での提供○Web・デスクトップは日本語表示。日本は提供国(Duetは日本では未提供)△CLIの画面は英語(応答は日本語可)。デスクトップは日本語○画面は日本語表示(当事務所で確認)。日本は提供国○日本語表示(Web・スマホ)。dotsなどは対象市場のみ△日本はAPIの提供国。画面の日本語対応は未確認○日本語表示。一部の機能は米国・英語のみ△日本は提供地域。画面の日本語対応は未確認

出典:各社の公式ヘルプ・ドキュメント(2026年10月27日確認。主なものはページ末尾の出典に掲載)。Claude Consoleの画面の日本語表示は、当事務所の画面で2026年10月27日に確認しました(新しいConsoleのナビゲーション)。MCP=AIと業務ソフトをつなぐ共通の規格。研究プレビュー=研究段階の試験提供。CLI=文字で操作する画面。SSO=社内の1つのIDで各サービスにログインする仕組み。SCIM=利用者の登録・削除を自動で同期する仕組み。cron=定期実行の時刻の書き方。サンドボックス=外部から隔離された作業場所。Responses API=OpenAIのAPIの基本の呼び出し方。Code Interpreter・Hosted Shell=OpenAIの側でコードやコマンドを実行する道具。

表から分かること

  • 動画はGeminiだけ:ChatGPTはSoraの終了で、Claudeは生成モデルがないため、どちらも動画を作れません。
  • 画面の操作は「アプリ」の機能:ClaudeとChatGPTのデスクトップアプリが製品として用意しています。3社のAPIは、操作する環境を開発者が用意する前提です(OpenAIのAgents APIのブラウザは例外。Managed Agentsは、作業環境のブラウザをプログラムで動かす形です)。
  • クラウド実行の手段は全製品にある:ただし、ベータ・プレビューのものが多く、プランや年齢の条件もあります。Geminiのタスクも、自分のChromeを使う間はパソコンの起動が必要です。
  • 日本で使えない機能がある:Claude Duet(米国から開始)、Gemini in Chromeの操作の代行、Geminiアプリへの自作MCPの接続は、2026年10月27日時点で日本では使えません。

動画を作れるのはどれか

結論から書くと、3社のうち動画を作れるのはGoogleのGeminiだけです。アプリもAPIも、Googleの動画生成モデル「Gemini Omni」(2026年10月時点はGemini Omni 1.1 Flash)を使います。OpenAIの動画生成「Sora」は、アプリもAPIも終了しました。

3社の動画生成(7製品)

製品動画の生成補足(2026年10月27日時点)
Geminiアプリ○ できるGemini Omni(1.1 Flash)で作ります。1本10秒で、音声も同時に作れます。写真からの動画も作れます。Google AIプラン(AI Plus以上)と18歳以上が条件です。すべての動画に、目に見えない透かし(SynthID)が入ります
Google AI Studio・Gemini API○ できるGemini Omni 1.1 Flash(安定版。モデル名はgemini-omni-1.1-flash)を使えます。古いプレビュー版(Veo 3.1系など)は、10月22日に提供を終えました
ChatGPT× できないSoraのアプリとウェブ版は、2026年4月26日に終了しました。現在の公式ページに、ChatGPTで動画を作る機能の記載はありません
OpenAI Platform× できないSora 2とVideos APIは、2026年9月24日に停止しました。OpenAIは「1対1の代替APIはない」と説明しています
Claudeアプリ× 生成モデルなしClaude Motion(Team・Enterprise、ベータ)は、図や文字を動かす説明アニメーションをMP4で保存する機能です。動画生成モデルは使っていないため、実写のような映像は作れません
Claude Code・Claude Console× 生成モデルなしClaudeの全モデルの出力は文字だけです

個人のプランで作れる本数は、公表されていません。Google Workspaceは、ヘルプの表ではBusiness Standard・Plusなどで1日3本です。ただし、料金ページは画像・動画の生成を追加購入の「AI拡張アクセス」の欄に載せており、書き方が分かれます。契約の前に、管理者の画面でご確認ください。

3社以外の動画AI(公式ページで現状を確認できたもの)

動画専用のAIもあります。第三者評価のArtificial Analysisによる、テキストから動画を作る評価(AA-Video-T2V v2.1)を、2026年10月27日に確認しました。1位はAlibabaのWan 3.0、2位はUtopai X、3位はMiniMax H3です。4位は10月に公開されたHeyGen Video 1、5位はSeedance 2.5でした。ただし、3〜5位の差は1〜2点で、ほぼ同率です。GoogleのGemini Omni Flash 1.1は10位です。

下の表には、このうち公式ページで現状を確認できたものと、10月15日に公開されたKling 4.0(開発元の発表で確認)を載せました。

主な動画AI(2026年10月27日確認)

サービス(開発元)公式の発表で確認できたこと第三者評価使える場所(公式の記載)
Seedance 2.5(ByteDance Seed)1回で最長30秒、延長は2回まで。音声と映像を同時に生成5位APIの案内、BytePlusのPlayground
Kling 4.0(快手・Kuaishou)2026年10月15日に公開。1回で最長30秒。APIは「近く提供」と発表未掲載(旧版の3.0は17位)Kling MCP・CLIで使えると発表
MiniMax H3(MiniMax)2026年7月31日の公式ブログで発表。1本最長15秒・最大2K。ステレオの音声を同時に生成3位(768pでの値)hailuoai.videoで試せる
Gemini Omni(Google)上の表のとおりGemini Omni Flash 1.1が10位Geminiアプリ・Gemini API

第三者評価は、Artificial Analysisのテキスト→動画の順位(2026年10月27日閲覧。評価は音声つきの動画)。Wan 3.0・Utopai X・HeyGen Video 1は、公式ページで現状を確認できなかったため載せていません。日本語の音声への対応は、上の各社のページに記載がありませんでした。

注意動画AIを業務で使う前に

  • 実在の人物や、他社のロゴ・キャラクターは使いません。肖像権・著作権・商標権の問題になり得ます。
  • 文化庁の「AIと著作権に関する考え方について」(2024年3月)は、AIで作ったものも、通常と同じ基準(既存の作品との類似性と依拠性)で著作権侵害を判断するとしています。
  • 透かし(SynthIDなど)は「AIで作った」ことを示す仕組みで、権利の処理の代わりにはなりません。
  • 未公開の商品画像や顧客の情報は、海外のサービスに入れる前に、データの扱いを確認します(当事務所のおすすめ)。

パソコンの画面・ブラウザを操作できるのはどれか

AIに操作を任せる場所は、大きく3つあります(図2)。①自分のパソコンの上で画面やファイルを操作する、②提供元のクラウド(インターネット上のサーバー)で作業する、③APIを使い、自社で用意した環境で動かす、の3つです。この節では①とブラウザの操作を、次の節で②を説明します。

AIが作業する3つの場所 ① 自分のパソコン PCとアプリが動いている間だけ Claudeのデスクトップアプリ Claude Code(PCで実行) ChatGPTのデスクトップアプリ Claude in Chrome Geminiのタスク(PCのChrome) 画面・フォルダ・ログイン中の ブラウザを使える(PCが必要) ② 提供元のクラウド PCを閉じても作業が続く Claudeのクラウド実行 Claude Code(クラウド) Managed Agents(ベータ) ChatGPTのWork(Web)・dots OpenAI Agents API(ベータ) Geminiのタスク(クラウド) Antigravity Agent(Google) クラウドのブラウザ(専用の機能) ChatGPTのWork・dots・Agents API Geminiのタスク・Claude Duet ③ 自社で用意する環境 APIで呼び出し、組み込む Agent SDK(自社のPCなど) Claude APIのcomputer use Claude APIのbrowser use Responses APIのcomputer use Gemini APIのComputer Use 操作する画面やブラウザは 開発者が用意する
図2 AIが作業する3つの場所と、主な製品(2026年10月27日時点の公式情報をもとに整理)(当事務所作成のイメージ図)

自分のパソコンの画面を操作できるもの

自分のパソコンの画面(アプリやウィンドウ)を、製品の機能として操作できるのは、ClaudeとChatGPTのデスクトップアプリです。どちらも、パソコンが起動していて、アプリが開いている必要があります。ChatGPTはmacOSに限り、画面をロックしたままでも操作できます(設定が必要です)。

パソコンの画面の操作(2026年10月27日時点)

製品できるか対象のプランOS・使う場所状態・地域
Claudeアプリ○Pro・Max(Team・Enterpriseは対象外)macOS・Windowsのデスクトップアプリベータ
Claude Code○Pro・Max(claude.aiのアカウントでログイン。APIキーや非対話の実行では使えない)文字で操作する画面(CLI)はmacOSのみ。デスクトップアプリはmacOS・WindowsCLIは研究プレビュー(研究段階の試験提供)
ChatGPT○WorkとCodexで使える(プラン別の条件は公式で未確認)macOS・Windowsのデスクトップアプリ。Computer Useのプラグインを入れて使う。macOSは画面収録などの許可、Windowsは対象のアプリを前面に表示「対応地域」で提供。Windows版は開始時にEEA・英国・スイスを除外(日本を除外する記載はなし)
Geminiアプリ×―公式の記載なし。Mac版のタスクは、許可したフォルダの分析・編集・名前の変更・整理まで―
Claude Console(API)△APIの利用者computer useツール(一般提供)。操作する画面を持つ環境は自分で用意する。Managed Agentsでは使えない―
OpenAI Platform△APIの利用者Responses APIのcomputer use。環境は自分で用意する―
Google AI Studio・Gemini API△APIの利用者Computer Useツール。ブラウザ・スマホ・デスクトップの環境を開発者が用意するプレビュー

ブラウザを操作できるもの

ブラウザの操作には、自分のブラウザ(ログイン済みのChromeなど)を動かす方法と、提供元がクラウドに用意したブラウザで作業させる方法があります。自分のブラウザはログイン状態をそのまま使えるため便利ですが、その分、誤った操作の影響も大きくなります。

ブラウザの操作(2026年10月27日時点)

製品自分のブラウザを操作提供元のクラウド上のブラウザ補足
ClaudeアプリClaude in Chrome(有料プラン。ヘルプはChromeのみ対応と記載)Claude Duet(10月21日発表。米国のPro・Maxから順番待ちで始まった研究プレビュー。日本は未提供で、時期は未発表)アプリの内蔵ブラウザは、パソコンのアプリの中で動く(自分のタブは使わない。ログイン状態の取り込みは任意)
Claude CodeChrome拡張と連携(Chrome・Edge)。claude.aiのログインが必要で、APIキーでは使えない記載なし対応ブラウザは、Claude in Chromeのヘルプと記載が分かれる
Claude Console(API)browser useツール(一般提供)。ブラウザは自社の側で動かす(提携先のサービスも使える)Managed Agentsに専用の道具はない。作業環境のChromium(ブラウザ)を、プログラム(Playwright)で動かすことはできる外部への通信には、作業環境のネットワークの許可が必要
ChatGPT拡張機能(Chrome・Edge・Brave・Opera・Vivaldi)と、アプリの内蔵ブラウザWorkのクラウドブラウザ(Free・Goを除く有料プラン。対応地域。閉じても続く)と、dots(専用のクラウドのPCとブラウザ。Pro・Business Premium)ブラウザの「ChatGPT Atlas」は2026年8月9日に終了。エージェントモードも提供終了と案内されている
OpenAI PlatformResponses APIは自分で用意した環境で動かすAgents API(公開ベータ)は、OpenAIが用意する環境でブラウザを動かすログインが必要な場面は、承認の依頼で処理する
GeminiアプリGemini in Chrome(日本で利用可、18歳以上)。操作の代行(自動ブラウジング)は米国など・AI Pro以上で、日本は対象外タスク(AI Pro・Ultra)は、パソコンでは自分のChromeか、クラウドのリモートのブラウザを使う(スマホは常にリモートのブラウザ)タスクの日本での提供は、公式の資料で書き方が分かれる
Google AI Studio・Gemini APIComputer Use(プレビュー)。ブラウザは開発者が用意する記載なし―

注意Managed AgentsとAPIの「画面操作」は別物です

Claude ConsoleのManaged Agents(クラウドで動くエージェント)には、画面やブラウザを操作する組み込みの道具がありません。Claude APIのcomputer use・browser useの道具は、Managed Agentsでは現在使えないと公式に書かれています。

ただし、Managed Agentsの作業環境(クラウドのサンドボックス)には、ブラウザを自動で動かす部品のPlaywrightと、ブラウザのChromiumが入っています。そのため、AIがコマンドでプログラムを書いて実行すれば、画面のないブラウザでWebページを開いたり、入力したりできます。ログイン済みの自分のブラウザは使えず、外部への通信には作業環境のネットワークの許可が必要です。

安全のため、APIで作業環境を作るときは注意します。通信の設定を省くと「無制限」になります(Consoleの画面で作ると「制限付き」が初期値です)。外部のサイトに書き込まれないよう、許可する通信先を必要なものだけに絞ります。

3社のAPIには画面やブラウザを操作する道具がありますが、操作する環境は開発者が用意する前提です。APIを契約しただけで、AIがパソコンを操作できるようになるわけではありません。例外は、OpenAIのAgents API(公開ベータ)で、OpenAIが用意する環境でブラウザを動かします。

おすすめ画面・ブラウザの操作を任せるとき(当事務所のおすすめ)

  • 最初は、読むだけの作業(画面の確認、転記の下書き)から始めます。
  • 銀行・行政・医療のアプリやサイトは操作させません。Claudeのヘルプも、AIと画面の間に隔離の仕組みがないため、機微なアプリはブロックするよう案内しています。
  • 送信・購入・削除など、取り消しにくい操作の前は、必ず人が確認します。Geminiのタスクも、送信や購入の前に確認を求める仕組みです。
  • 顧問先ごとに、ブラウザのプロファイルや作業フォルダを分けます。

クラウド上で動かす・定期実行できるのはどれか

クラウドで動く機能は、作業が提供元のサーバーで進むため、パソコンを閉じても止まりません。7つの製品すべてに、この手段があります(Geminiのタスクは、クラウドのブラウザで作業する場合)。ただし、ベータやプレビューの機能が多く、プラン・年齢・地域の条件もあります。

クラウドでの実行と定期実行(2026年10月27日時点)

製品クラウドで動く機能PCを閉じても続くか提供元のクラウド上のブラウザ定期実行の方法
Claudeアプリクラウドでの実行(有料プラン)。Pro・Maxは10月6日以降の新しい作業と予定タスクがクラウドで動く。Team・Enterpriseは組織の設定による(Enterpriseは初期オフ。TeamのWeb・スマホ版はベータ)続く。ただし、パソコン内の資料・ブラウザ・画面操作を使う部分は、パソコンとアプリが必要なし(Duetは米国から開始。日本は未提供)予定タスク(全有料プラン。毎時・毎日・毎週・平日。クラウドで動くものは、パソコンがスリープ中でも実行)
Claude Codeクラウドのセッション(Pro・Max・Team。Enterpriseは対象の席)続く記載なしクラウドの予定タスク(/schedule。以前の名前はRoutines。研究プレビュー、最短1時間ごと。claude.aiのアカウントでログインが必要で、ConsoleのAPIキーでは使えない)。デスクトップのタスクは、アプリが開いてパソコンが起動中のときだけ
Claude Console(Managed Agents)Managed Agents(ベータ)。Anthropicのクラウドのサンドボックスか、自社で用意した環境で動く続く専用の道具はなし(作業環境のChromiumをプログラムで動かすことは可)スケジュール実行(cronとタイムゾーンで指定。ベータ。組織で1,000件まで)
ChatGPTWork(Web版とスマホ版のWorkはクラウドで実行。FreeとGoは対象外)、Codex Cloud、dots続く(Codex Cloudは「パソコンがスリープ中も続く」と公式が説明。Workのクラウドブラウザも、閉じても続く)Workのクラウドブラウザ(Free・Goを除く有料プラン)、dots(Pro・Business Premium)スケジュールタスク(1時間に1回まで。件数の上限はプランで異なる)。出来事をきっかけに動くタスク(Plus以上)
OpenAI PlatformAgents API(2026年9月10日から公開ベータ。OpenAIが用意するサンドボックス)続くあり(OpenAIの環境のブラウザ)scheduled automations(cronか1回だけの指定)
Geminiアプリタスク(Gemini Spark。AI Pro・Ultraの個人アカウント、18歳以上。試験運用版。日本での提供は資料で書き方が分かれる)クラウドのブラウザで作業する分は、端末を閉じても続く。パソコンで自分のChromeを使う間は、パソコンとChromeの起動が必要(途中で閉じると、クラウドのブラウザに引き継ぐことがある)あり(スマホは常にクラウド。パソコンは自分のChromeかクラウド)タスクのスケジュール(日時か出来事で起動。端末やタスクモードがオフだと実行されない)、予約アクション(AI Plus以上)
Google AI Studio・Gemini APIAntigravity Agent(プレビュー。Googleが用意するLinuxのサンドボックスで、バックグラウンド実行)続く記載なしトリガー(cron、プレビュー)

自分のパソコンの外で動く「クラウド上のブラウザ」を、提供元が専用の機能として用意しているものは、公式の資料で次のものを確認できました。ChatGPTのWorkのクラウドブラウザ(Free・Goを除く有料プラン。対応地域)とdots、OpenAIのAgents API、Geminiのタスク、Claude Duetです。ChatGPTのエージェントモードは、公式ヘルプで提供終了と案内されています(料金ページには表記が残っています)。なお、Managed Agentsの作業環境にもブラウザ(Chromium)が入っており、プログラムで動かせます。

このうちClaude Duetは、米国のPro・Maxから順番待ちで始まった研究プレビューで、2026年10月27日時点で日本では提供されていません(日本での時期は未発表)。ChatGPTのWorkのクラウドブラウザとdotsも、日本が対象地域かどうかは公式に明記されていません(dotsのProは、EEA・スイス・英国を除く地域で提供を開始)。Geminiのタスクは、パソコンで自分のChromeを使う間は、パソコンとChromeを起動しておく必要があります(途中で閉じると、クラウドのブラウザに引き継ぐことがあります)。タスクのスケジュールは、端末やタスクモードがオフだと実行されません。

ChatGPTのスケジュールタスクの件数の上限は、プランで違います。日本語版のヘルプでは、Free・Go 3件(Freeは1回だけか、1日1回まで)、Plus 5件、Business・Edu 10件、Pro・Enterprise 15件です。英語版のヘルプの一部は、記載が分かれます。

定期実行は「読み取りと報告」から

定期実行は、「毎週月曜の朝に、未仕訳の件数と金額だけを報告する」のような、読み取りと報告の作業から始めるのが安全です(当事務所のおすすめ)。Claudeのヘルプも、予定タスクは低リスクの作業から始め、機密のデータを使わないよう勧めています。

注意クラウドで動かすときの注意

  • クラウドの作業は、提供元のサーバーで処理されます。Claudeのヘルプは、クラウドのセッションが開いたパソコン内のファイルも、Anthropicのサーバーで処理されると説明しています。
  • Managed Agentsのセッションの記録は、削除するまで残ります。終わったら必要な成果物を保存し、セッションを削除します。
  • Geminiのタスクのヘルプは、ログイン情報・支払い情報・機密情報を入力しないよう勧めています。

その他の機能:ファイル作成・外部連携・リサーチ・サイト作成・記憶

一覧表の残りの行を、実務の目線で短く説明します。

ファイルの作成(Excel・Word・PowerPoint・PDF)

Claudeは、無料版を含む全プランで、Excel・Word・PowerPoint・PDFのファイルを作れます(設定の「コード実行とファイル作成」が必要です。新しい設定画面では、英語表示で「Create and edit files」という名前です)。ChatGPTは、Workで完成したファイル(PowerPointやExcelのブック)を作れます。10月16日からは、スライドを作る「Slides」(Pro・Business・Enterprise)も加わりました。Geminiは、PDF・Word・Excel・CSVと、Googleドキュメント・スプレッドシート・スライドを作れます。PowerPoint形式の記載はありません。

当事務所の考えでは、数字の入った表は、どのAIで作っても、元の資料と合計・件数を照合してから使います。

外部アプリとの連携(コネクタ・MCP)

MCP(AIと業務ソフトをつなぐ共通の規格)には、3社とも対応しています。Claudeは、全プランでコネクタを使えます。自作のコネクタ(リモートのMCP)は、無料版では1件までです。ChatGPTは、アプリ・スキル・MCPを束ねた「プラグイン」で連携し、デスクトップアプリでは自作のMCPを追加できます。Geminiは、10月13日に加わった「カスタマイズ」から40以上のアプリと接続できますが、多くは米国の英語でのみ使えます。自作のMCPの接続も、米国・英語・18歳以上・個人アカウントに限られます。

日本の会計ソフトでは、マネーフォワード クラウド会計が公式のMCPサーバーを提供しています。ヘルプ(2026年10月21日更新)は、接続先としてClaude(デスクトップ版・Web版)と「Copilot Cowork」を挙げ、仕訳の取得・作成・更新や試算表の取得ができると説明しています(Copilot Coworkでは、仕訳の作成・更新などはできません)。操作の一覧に削除はありません。

freeeも公式の「freee-mcp」を公開しています。Claude、Claude Code、OpenAIの開発ツールCodexなどの手順を案内し、その他のAIでも、それぞれの案内に従ってリモートのMCPとして追加できるとしています。こちらは削除の操作もあります。

会計ソフトとつなぐときは、読み取りから始め、書き込みは毎回の承認制にし、最後に残高照合をします(当事務所の考え)。詳しい手順は、仕訳データを作る実演と、Claude Cowork 経理活用ガイドをご覧ください。

ディープリサーチ(調べもののレポート)

ディープリサーチは、Webを何度も検索して、出典つきのレポートにまとめる機能です。ChatGPTとGeminiは無料版でも使えます(ChatGPTの無料版は制限つき)。ClaudeのResearchはPro以上です。APIでの扱いは、一覧表のとおりです。

税務の調べものでは、レポートの結論をそのまま使わず、国税庁の資料や条文で確かめます(当事務所の考え)。

Webサイト・アプリの作成

ChatGPTの「Sites」は、会話でサイトを作り、そのまま公開・共有できます。10月15日から、PlusとProは作れるサイトの数の固定の上限がなくなりました。Geminiは、Canvas(無料版も可)でアプリやページを作れます。10月23日からは、Geminiアプリで作ったアプリをGoogleサイトに公開できます(Workspaceの週次のまとめ)。Google AI Studioの「Build」は、Webアプリを作ってGoogleのクラウド(Cloud Run)に公開できます(Cloud Runの料金がかかる場合があります)。

Claudeは、アーティファクト(会話の中で作る画面)とClaude Design(10月8日から全プラン)で画面を作れます。公開の条件は、今回の調査では公式ページで確認できませんでした。

記憶(メモリ)とプロジェクト

3社のアプリはいずれも、会話をまたいで好みや前提を覚える「メモリ」と、資料と指示をまとめる「プロジェクト」などの機能を持ちます(プランごとの条件は一覧表のとおりです)。記憶には、顧問先の名前や個人情報を残さないことが大切です(当事務所のおすすめ)。Claudeは、機微な話題は設定をオンにしない限り、メモリに保存しないと説明しています。

チーム管理と、日本語の画面

SSO(社内の1つのIDで各サービスにログインする仕組み)は、ClaudeはTeam・Enterprise、ChatGPTはBusiness・Enterpriseで使えます。Claude Consoleの組織も、営業窓口を通じて有効にできます。画面は、3社のアプリとClaude Console(当事務所の環境で確認)が日本語で表示され、Claude CodeのCLIは英語の表示です。

Claude Consoleは実務で何に使われているか

Claude Console(platform.claude.com)は、Claudeを自社のシステムに組み込むための管理画面です。人が会話する画面ではなく、APIキーを作り、使用量と費用を管理し、エージェントを設定する場所です。APIで組み込んだ仕組みは、人が画面を操作しなくても、決まった処理を進めます。

  1. APIキーを作るConsoleで発行する
  2. Playgroundで試す指示文とモデルを決める
  3. 仕組みに組み込む自社のシステムから呼び出す
  4. 費用を見張る使用量と支出の上限

主な使い道(公式の資料に基づく類型)

Claude Console(API)の主な使い道

使い道具体例(中小企業・会計事務所に置き換えた例)使う機能公式の根拠
文書の読み取り・データの抜き出し請求書・領収書のPDFから、取引先・日付・税込金額・消費税額・登録番号を取り出すMessages API(基本の呼び出し)、PDFの読み取り、構造化出力(決まった形式で返す機能)構造化出力の「データ抽出」の例が請求書。PDFは1回32MB・600ページまで(文脈が100万トークン未満のときは100ページ)
大量の一括処理(バッチ)月末に数千件の明細へ勘定科目の候補を付け、翌朝までに受け取るMessage Batches API入力・出力とも50%引き。多くは1時間以内に終わり、24時間で期限切れ。結果は29日間取得できる
同じ指示・資料の繰り返し事務所の科目ルール集や長い手順書を、毎回の処理に付けるプロンプトキャッシュ(同じ前置きを再利用して安くする機能)公式の用途に「一貫した指示の繰り返し作業」。読み取り分の単価が大きく下がる
定期実行のエージェント毎週月曜に新着情報を要約し、月次でWordや表の報告書を作るManaged Agentsのスケジュール実行、Skills(docx・xlsx)公式発表の例:夜間のデータ同期、週次の点検、日次のまとめ、表計算からの週次・月次レポート
社内チャットへの組み込みSlackで質問すると、エージェントが調べて回答やファイルを返すManaged Agents(Slack・Teamsなどにつなぐ公式の手順あり)Chat SDKの手順は、Slack・Teams・Discord・WhatsAppに対応
問い合わせの振り分け・要約顧問先からのメールを内容別に分け、要約するMessages API公式の用途ガイド:問い合わせの振り分け、法務文書の要約など
外部サービスとの連携Googleドライブなどの資料を参照して作業するMCPコネクタ、認証情報ボールト(パスワードなどを安全に預ける場所)MCPはURLで指定し、認証の情報はボールトで渡す
事務所のノウハウの共有仕訳のルールや報告書の書式を「スキル」にして、全員が同じ品質で処理するカスタムSkills、メモリストア(読み取り専用で参照)APIのスキルはワークスペース(作業の区画)で共有される
顧問先ごとのデータの分離顧問先ごとにワークスペースを分け、ファイル・スキル・バッチを混ぜないワークスペース、ワークスペース限定のAPIキー利用者ごとにワークスペースを分けるのが公式の推奨
開発の自動化プログラムの変更の自動レビュー、課題からの修正案、定時のレポートClaude CodeのGitHub Actions公式の手順あり(APIキーはGitHubの秘密情報として保存)

出典:Claude Platformのドキュメント、Anthropicの公式ブログ(2026年6月9日)、Claude CodeのGitHub Actionsのドキュメント(いずれも2026年10月27日確認)。

公開されている企業の事例

Anthropicの公式の事例ページでは、次のような使い方が紹介されています(2026年10月27日確認)。会計事務所そのものの公式の事例は、今回の調査では見つかりませんでした。

Claude(API・Claude Code)の公式事例

企業使い方公式に書かれている効果
野村総合研究所Amazon Bedrock経由でClaudeを使い、日本語の複雑な業務文書をレビュー所要時間を50%短縮(Claude 3.5 Sonnetを使っていた時期の事例)
楽天Managed AgentsをSlack・Teamsなどと連携し、開発・営業・財務などの各部門に専門のエージェントを展開。複数のクラウドの費用の管理(FinOps)の仕組みも作成。別の公式ブログ(2026年6月9日)では、表計算からの週次・月次のレポート作成と、本番環境のログの監視の定期実行も紹介専門のエージェントを、それぞれ1週間で展開
NotionManaged Agentsでエージェントを大規模に運用約18,000のエージェントが作られ、エージェントの実行(1回の応答)の90%は、チャットではなく自動化のきっかけで動いている
マネーフォワードエンジニアがClaude Codeで開発エンジニアの80%が導入。APIの実装が2日から5時間に

APIは、Claude Console(Anthropicとの直接の契約)のほか、Amazon BedrockやGoogle Cloudなどのクラウドのサービスを経由して使うこともできます。

会計事務所・経理での使い方の例(当事務所の考え)

以下は公式の事例ではなく、当事務所が考える使い方の例です。どれも、AIの結果を人が確認してから使う前提です。

  • 領収書・請求書の読み取りから仕訳の候補へ:PDFから項目を取り出し、会計ソフトの取込形式のCSVを作ります。銀行・カードを会計ソフトと連携している明細の取引は、CSVで別に取り込みません(二重計上になります)。取り込んだ後は、残高照合を通すまで完了としません。
  • 月末の明細の科目の候補付け:バッチ(半額)で一括処理し、担当者が確認してから登録します。
  • 税制改正の新着の要約:Managed Agentsの定期実行で、毎週の新着をまとめます。取得先は、Consoleの「機能」の設定で国税庁などに限定できます。
  • 顧問先ごとのワークスペースと支出の上限:費用を顧問先別に把握し、上限で使いすぎを防ぎます。

ポイントアプリとConsole(API)のどちらを使うか

社員が自分で使うならアプリ、決まった処理を自動で回すならConsoleが向いています。データの扱いも違います。APIの入出力は既定で学習に使われず、標準では30日以内に削除されます。ただし、Consoleの画面(Playground)とManaged Agentsは、保存しない契約(ZDR)の対象外です。Managed Agentsのセッションの記録は、削除するまで残ります。

料金の比較(アプリの月額とAPIの単価)

料金は、2026年10月27日時点の公式の表示です。Claudeは米ドル・税抜です(料金ページに明記)。ChatGPTは米ドルの表示で、税込か税抜かは公式に明記がありません(日本では円で請求される場合もあります)。AnthropicやOpenAIから直接購入する日本の利用者には、消費税10%が課されます(両社のヘルプ)。Googleは日本向けの円の表示で、Google AIプランには税込か税別かの表記がありません(2026年10月27日確認)。

アプリの月額プラン

アプリのプラン(月額)

区分ClaudeChatGPTGemini(Google)
無料FreeFree無料(プランなし)
低価格なしGo:8ドル(米国の価格)Google AI Plus:725円
標準Pro:20ドル(年払いは月17ドル)Plus:20ドル(米国の価格)Google AI Pro:2,900円
上位Max:100ドルからPro:100ドル・200ドル・500ドル(月払いのみ)Google AI Ultra:14,500円・32,000円
法人(1人あたり月額)Team Standard:25ドル(年払いは20ドル)
Team Premium:125ドル(年払いは100ドル)
Enterprise:20ドル(年払い・20席以上)と使った分
Business:25ドル(年払いは20ドル。2人から)
Enterprise:個別の見積もり
Google Workspace(年契約・税別)
Business Starter:800円
Business Standard:1,600円
Business Plus:2,500円

Claudeのドルは税抜、ChatGPTのドルは税込・税抜の明記なし。Google AIプランは日本向けの表示(税込・税別の表記なし)、Workspaceは税別。ChatGPTのGo・Plusの金額は、2026年10月24日に当事務所が公式ヘルプで確認したものです(10月27日は料金ページから金額を読み取れませんでした)。ChatGPTは、日本では円で請求される場合があります(OpenAIのヘルプの通貨の一覧に日本円がある一方、消費税のヘルプは米ドルの表示を続ける場合があると説明)。スマホのアプリからの申し込みは、各ストアの価格です。金額は申し込みの画面でご確認ください。

定額のプランは「使い放題」ではありません。Claudeは、どのプランにも5時間ごとの利用枠があり、有料プランには週の上限もあります。Google AIプランは、計算量にもとづく上限が5時間ごとに回復し、週の上限もあります。ChatGPTも、プランごとに利用枠が決まっています。

APIの単価(100万トークンあたり、米ドル)

APIの代表的なモデルの単価

会社モデル入力(ドル)出力(ドル)補足
AnthropicClaude Fable 5.11050Claudeの最上位の価格帯。データの30日保存が必須(保存しない契約の対象外)
AnthropicClaude Opus 5.5420―
AnthropicClaude Sonnet 5.5210―
AnthropicClaude Haiku 5.50.100.50入力が10万トークンを超えると0.50ドル・2.50ドル
OpenAIGPT-6 Astra1050OpenAIの最上位の価格帯
OpenAIGPT-6.1 Sol210―
OpenAIGPT-6.1 Terra1.005.0010月26日に提供開始。BatchとFlexの処理方式は半額
OpenAIGPT-6 Luna0.100.50Decisions API(10月22日に一般提供)では、入力0.10ドル・出力の課金なし。1回のリクエストで最大400問
OpenAIgpt-image-2.5(画像)830画像トークンの単価
GoogleGemini 4 Argon21011月30日までの導入価格。12月1日から4ドル・20ドル。無料枠なし
GoogleGemini 3.8 Flash0.753.7512月31日までの導入価格。2027年1月1日から1.50ドル・7.50ドル
GoogleGemini 3.5 Flash-Lite0.302.50―

各社の公式の料金ページで、2026年10月27日に確認した単価です。AnthropicとGoogleは税抜で、OpenAIは税の扱いの記載がありません。トークンの数え方は会社ごとに違うため、単価だけでは費用を比べられません。

APIの追加料金と割引

  • Claude:バッチ(まとめて処理)は入力・出力とも50%引きです。Web検索は1,000回で10ドル、コード実行は月1,550時間まで無料で、超えると1時間0.05ドルです。
  • Claude Managed Agents:トークンの料金に加えて、実行中の時間が1時間0.08ドルかかります(待機中は無料)。公式の計算例では、Opus 5.5で1時間、入力5万・出力1.5万トークンの作業が0.58ドルです。
  • Claudeのトークンの数え方:Claude 4.7以降の新しい数え方では、同じ文章が約30%多いトークンになります。
  • OpenAI:Agents APIに追加の料金はなく、トークンと道具の料金だけです。
  • Google:AI StudioのBuildで公開したアプリには、Cloud Runの料金がかかる場合があります。

当事務所の考えでは、単価の安さよりも「1件の作業を終えるのにいくらかかるか」で比べます。自社の過去の資料で数件ずつ試してから決め、ConsoleやPlatformでは支出の上限を先に設定します。

性能の第三者評価

各社が発表する数値は、自社に有利な条件で測られがちです。ここでは、開発元以外が行う第三者評価を、評価の名前と日付つきで並べます。順位は評価の種類や版で入れ替わるため、1つの評価だけで優劣を決めないでください。

Artificial Analysisの総合指標(2026年10月27日閲覧) 各モデルの最も高い推論の設定での値。棒は0から描いています Claude Opus 5.5(Anthropic):58 Claude Opus 5.5(Anthropic) 58 Claude Sonnet 5.5(Anthropic):56 Claude Sonnet 5.5(Anthropic) 56 Muse Wonder Full(Meta):56 Muse Wonder Full(Meta) 56 Kimi K3.1 Pro(Kimi):55 Kimi K3.1 Pro(Kimi) 55 GPT-6 Astra(OpenAI):53 GPT-6 Astra(OpenAI) 53 Gemini 4 Argon(Google):53 Gemini 4 Argon(Google) 53 Claude Fable 5.1(Anthropic):53 Claude Fable 5.1(Anthropic) 53 GPT-6.1 Sol(OpenAI):52 GPT-6.1 Sol(OpenAI) 52 GPT-6.1 Terra(OpenAI):48 GPT-6.1 Terra(OpenAI) 48 0 20 40 60
図3 Artificial Analysisの総合指標(2026年10月27日閲覧。各モデルの最も高い推論の設定での値)。画像・動画の生成は、別の評価表で測られています(Artificial Analysisの公開データをもとに当事務所作成)

Artificial Analysisの総合指標(2026年10月27日閲覧)では、Claude Opus 5.5が58で首位でした。10月18日の旧記事でも、首位はClaude Opus 5.5(58)でした。2位はClaude Sonnet 5.5とMuse Wonder Full(Meta)の56で、Kimi K3.1 Pro(Kimi、55)が新しく上位に入りました。GPT-6 Astra・Gemini 4 Argon・Claude Fable 5.1は53で並び、10月26日に出たGPT-6.1 Terraは48でした。

これらの点数は、各モデルの最も高い推論の設定(maxなど)での値です。設定を下げると点数は下がります(例:Claude Sonnet 5.5は、highで47、mediumで41)。ふだん使う設定での性能は、自社の資料で試して確かめます。

主な第三者評価

評価(提供元)上位(2026年10月27日閲覧)3社の主なモデル
総合指標(Artificial Analysis)1位 Claude Opus 5.5(58)Claude Sonnet 5.5(56)、GPT-6 Astra・Gemini 4 Argon・Claude Fable 5.1(53)、GPT-6.1 Sol(52)、GPT-6.1 Terra(48)
画像の生成(Artificial Analysis、テキスト→画像)1位 GPT Image 2.5 Sunburst(1222)、2位 同Flare(1207)Nano Banana 2.1が4〜6位(同率、1176)
動画の生成(Artificial Analysis、テキスト→動画 v2.1)1位 Wan 3.0(1174)、2位 Utopai X(1168)、3位 MiniMax H3(768p、1158)Gemini Omni Flash 1.1が10位(1128)
対話の人気投票(Arena、旧LMArena)現在の順位は、当事務所では確認できませんでした―

総合指標は、各モデルの最も高い推論の設定での値です。画像・動画の数値は、人の投票による相対的な点数(Elo)で、動画は音声つきの評価です。動画の3〜5位は1〜2点差で、ほぼ同率です。数値は更新で変わります。

ポイント評価を読むときの注意

  • 総合指標は、文章の理解や推論などを測るもので、日本の税務の正確さを測る評価ではありません。税務の答えは、国税庁の資料や条文で確かめます。
  • 点数が近くても、1件の作業にかかる費用や時間は違います。料金の節とあわせて比べます。
  • Kimi K3.1 Proの公開日は、公式の資料では確認できませんでした。

データの扱い(学習への利用・保存期間)

顧問先や取引先の情報を扱うなら、「入力した内容がAIの学習に使われるか」と「どのくらい保存されるか」を必ず確認します。3社とも、法人向けのプランとAPIの有料の利用は、既定で学習に使わないと公式に説明しています。個人向けのプランは、設定によって学習に使われます。

データの扱い(2026年10月27日時点)

製品学習への利用(既定)変える場所・方法保存期間の目安法人向けの扱い
Claudeアプリ(Free・Pro・Max)利用者が選ぶ方式(既定の値は公式に記載なし)設定 › プライバシー「AIモデルの改善を支援する」をオフ学習を許可すると最大5年、許可しないと30日Team・Enterpriseは既定で学習に使わない(評価ボタンなどのフィードバックを送ると最大5年保存)
Claude Codeログインしたアカウントの扱いに従う個人のプランは上と同じ設定(Claude Codeでは「/privacy-settings」)法人向けは標準30日。不具合の報告などで送った記録は5年APIキー・法人向けのプランは学習に使わない(組織が開発パートナープログラムに参加した場合を除く)
Claude Console(API)学習に使わない(フィードバックや明示の許可を除く)データ保持のページで「開発パートナープログラム」に参加しない入出力は30日以内に削除(標準)。Managed Agentsのセッションは削除するまで残る保存しない契約(ZDR)は営業窓口経由。Consoleの画面とManaged Agentsは対象外
ChatGPT(Free・Go・Plus・Pro)学習に使われることがある(オフにできる)設定 › データコントロール「すべての人のためにモデルを改善する」をオフ。一時チャットも学習に使わない通常の会話は削除するまで保存。一時チャットは30日以内に削除Business・Enterpriseは既定で学習に使わない。削除した会話は30日以内に削除
OpenAI Platform(API)学習に使わない―入出力は最大30日(サービスの提供と不正利用の発見のため)対象の機能は、保存しない契約(ZDR)を申請できる
Geminiアプリ(個人)[アクティビティの保存]がオン(18歳以上の既定)だと、生成AIの学習を含む改善に使う。人が読む場合あり。オフや一時チャットでも、評価・フィードバックを送ると、直近24時間のチャット・アップロード・アプリ連携のデータが人の確認と改善に使われる(最長3年保存)設定とヘルプ › アクティビティでオフ。または一時チャット自動削除の既定は18か月。オフでも72時間保存。人が確認した会話は最長3年Google Workspace(コアサービスのエディション)は、人のレビューにも学習にも使わない
Google AI Studio・Gemini API無料の利用は改善に使い、人が読む場合あり。有料の利用は改善に使わない有料の請求先を設定したプロジェクトを使う有料も不正利用の監視のため一定期間記録。リクエストの保存は、Interactions APIは以前から、generateContentは10月26日以降に作った有料プロジェクトで既定でオン(ログの保持は既定55日。設定で止められる)規約は、無料の利用に機密情報や個人情報を送らないよう求めている

設定の手順は、各ページで詳しく説明しています。ChatGPTの安全な設定、Claude Consoleの情報を漏らさない設定、Geminiの安全な設定、Claude Code・Claude(旧Cowork)の安全な設定をご覧ください。

おすすめデータの扱いで守ること(当事務所のおすすめ)

  • 顧問先・取引先の情報は、法人向けのプランかAPI(学習に使わないもの)でだけ扱います。個人のアカウントに業務の情報を入れません。
  • 「学習に使われない」ことと「保存されない」ことは別です。保存期間と、削除の方法も確認します。
  • 評価ボタン(高評価・低評価)などのフィードバックは、法人向けでも長く保存されることがあります。顧問先の情報を含む会話では押しません。
  • 税理士には、税理士法第38条で秘密を守る義務があります。AIに入力してよい情報の範囲を、事務所の規程で先に決めておきます。

用途別の使い分け(会計・税務/専門職・技術/動画・デザイン/HP作成)

旧記事の4つの分野を、2026年10月27日時点の事実で書き直しました。表の「向くAI」は当事務所の考えで、「理由」の欄は公式の情報と第三者評価です。

用途別の早見表

用途向くAI(当事務所の考え)理由(事実)気をつけること
会計・税務Claude。Google Workspaceを使う会社はGeminiもマネーフォワードとfreeeの公式MCPが、Claudeへの接続方法を案内。Claudeは全プランでExcelなどを作成できる連携している明細は二重に取り込まない。残高照合で締める
専門職・技術(文書・調査・開発)文書と開発はClaude。調べものはChatGPT・Geminiも総合指標(最も高い推論の設定)の首位はClaude Opus 5.5(10月27日閲覧)。ディープリサーチはChatGPT・Geminiが無料版でも使える出典を一次資料で確かめる
動画・デザイン動画はGemini、画像はChatGPT、構成・台本はClaude動画を作れるのはGeminiだけ。画像生成の評価の1位はGPT Image 2.5肖像・著作権・商標に注意する
HP作成ゼロから公開ならChatGPTのSites。既存サイトの運用はClaudeSitesは作成から公開・共有まで。Claude in Chromeで管理画面を操作できる(有料プラン)公開するかは人が判断する

会計・税務

マネーフォワード クラウド会計の公式MCPと、freeeの公式「freee-mcp」は、どちらもClaudeへの接続方法を具体的に案内しています。手順が最も整っているのはClaude、というのが当事務所の考えです。freee-mcpは、OpenAIの開発ツールCodexの手順も案内し、その他のAIでもリモートのMCPとして追加できるとしています。ChatGPTとGeminiのアプリについては、両社の公式ページに個別の手順の記載はありませんでした。

Google Workspaceを使っている会社では、Geminiをドキュメントやスプレッドシートの中で使えます(Business Standard以上。Business StarterはGmailのみ)。どのAIでも、会計では次の4段階で権限を広げます(当事務所の考え)。

  1. 読み取り試算表や明細の取得から
  2. 下書き仕訳の候補を一覧にする
  3. 承認して書く人が確認した行だけ登録
  4. 照合して完了件数と残高を1円まで一致
  • 連携しているものは、個別に計上しない:銀行・カードを会計ソフトと連携している明細は、AIで作ったCSVで別に取り込みません(二重計上になります)。領収書は、科目や税区分を決める資料として使います。
  • 残高照合を通すまで、完了としない:仕訳済・未仕訳の件数と、口座の残高と帳簿の残高が1円まで一致することを確かめます。
  • AIの出力は、必ず人が確認する:税務の判断は国税庁の資料や条文で確かめ、最終判断は税理士が行います。

具体的な手順は、仕訳データを作る実演と、Claude Cowork 経理活用ガイドのほか、会計ソフト別の実務ページ(freee・マネーフォワード・弥生)をご覧ください。

専門職・技術(士業・コンサル・エンジニア)

契約書・規程・報告書をもとにした文書づくりは、Claudeが第一候補です(当事務所の考え)。第三者の総合指標でも、Claude Opus 5.5が首位でした。出典つきの調べものは、ChatGPTとGeminiのディープリサーチが無料版でも使えます。Geminiの「Gemini Notebook」(旧NotebookLM)は、入れた資料を情報源にして、引用つきで答えます。

開発の支援には、Claude Code、OpenAIのCodex、GoogleのAntigravityがあります。計算はAIに暗算させず、表計算やプログラムで検算させます。

動画・デザイン・コンテンツ

動画はGemini、画像はChatGPT、文章と構成はClaudeが軸です(当事務所の考え)。動画を作れるのはGeminiだけで、画像生成の第三者評価ではOpenAIのGPT Image 2.5が1位でした。Geminiの画像生成も、無料版で使えます。

Claudeは画像を生成しませんが、図解をHTMLやSVG(図を描く形式)で作れます。10月8日からは、文書・スライド・デザインを作る機能(Docs・Slides・Design)が無料版を含む全プランで使えます。TeamとEnterpriseでは、図や文字を動かす説明アニメーション(Claude Motion、ベータ)も作れます。

HP作成

ゼロから作って公開するならChatGPTの「Sites」、Googleの環境ならAI StudioのBuildが手軽です(Sitesは医療に関する個人情報を扱えません)。

既存のWordPressなどのサイトを運用するなら、Claudeが実務的です。Claude in Chrome(有料プラン)で管理画面を操作でき、Claude Codeでページのファイルを作れます。どのAIを使っても、公開するかどうかは人が判断します。

注意検索で評価を落とさないために

Googleは、検索順位を操作する目的で価値の低いページを大量に作ることを、検索のスパムに関するポリシー(大量生成されたコンテンツの不正使用)で禁じています。AIで作ったかどうかは問われません。1本ずつ事実を確かめ、編集してから公開します。

2026年10月の主な変更点

旧記事(10月18日時点)の後の変更を中心に、日付の順に並べます。日付は各社の発表日です(米国の時間を含みます)。

10月の主な変更と、これからの予定

日付会社主な変更関係する節
10月1日〜18日
10月6日AnthropicPro・Maxで、Claudeアプリの新しい作業がクラウドで動くようにクラウド
10月6日Google画像のNano Banana 2.1がAPIで一般提供画像
10月7日AnthropicClaude Haiku 5.5を公開。Max・Teamに毎月のAPIクレジット料金
10月8日AnthropicDocs・Slides・Designを全プランに。説明アニメのClaude Motion(Team・Enterprise、ベータ)ファイル・動画
10月13日GoogleGeminiアプリに「カスタマイズ」(40以上の接続アプリ。多くは米国の英語)外部連携
10月14日GoogleGemini 4 ArgonがGeminiアプリで使えるように(AI Pro・Ultra。日本語ブログの日付)―
10月15日OpenAI音声がGPT-Live-1.1に(日本語を含む新しい声)。PlusとProはSitesの作成数の上限なし音声・サイト
10月16日OpenAIChatGPTにSlides(Pro・Business・Enterprise)ファイル
10月19日〜27日(旧記事の後)
10月20日AnthropicConsoleの「機能」で、Webページの取得をオフにできるようにデータ
10月20日Google小規模事業者向けの新機能(接続アプリにAdobe・Canva・Shopify・Xeroなど)外部連携
10月21日AnthropicClaude Duet(研究プレビュー。米国のPro・Maxから順番待ちで開始。日本は未提供)ブラウザ
10月21日AnthropicAPIの新しいバージョン(2026-10-21)と、各言語のSDKの新版API
10月22日OpenAIDecisions APIが一般提供料金
10月22日GoogleGemini APIの古い動画のプレビュー版(Veo 3.1系など)が提供終了動画
10月23日AnthropicEnterpriseで、チャットと旧Coworkの統合版が一般提供―
10月23日GoogleGemini Notebookが接続アプリに。Geminiアプリで作ったアプリをGoogleサイトに公開できるようにサイト
10月26日OpenAIGPT-6.1 Terra(WorkとCodex、API)料金
10月26日GoogleGemini API:10月26日以降に作った有料のプロジェクトは、generateContentも既定でリクエストを保存(Interactions APIは以前から)データ
10月27日GoogleGemini EnterpriseでGemini 4 Argonが既定でオンに―
これからの予定
11月12日Anthropic提供国の方針(日本を含む)と、利用ポリシーの改定が発効―
11月17日Google個人のGemがスキルへの移行を開始(12月17日にGemを削除)記憶
11月30日GoogleGemini 4 ArgonのAPIの導入価格が終了(12月1日から入力4ドル・出力20ドル)料金
12月14日Anthropic単体のClaude Design(claude.ai/design)を終了(Claudeの中のDesignに統合)―
12月31日GoogleGemini 3.8 FlashのAPIの導入価格が終了料金
2027年1月6日OpenAI古い読み上げのモデル(tts-1など)を停止音声

10月より前の変更にも、一覧表に影響するものがあります。

  • 8月9日:ChatGPTのブラウザ「Atlas」が終了
  • 9月10日:OpenAIのAgents APIが公開ベータに
  • 9月16日:Claudeのチャットと旧Coworkの統合を発表(順次提供)
  • 9月24日:Sora 2とVideos APIが停止
  • 9月29日:ChatGPTのdotsが開始

よくある質問

無料で動画は作れますか?

2026年10月27日時点では、3社の無料版では作れません。Geminiアプリで動画を作るには、Google AIプラン(AI Plus・月725円以上)が必要で、18歳以上が対象です。ChatGPTはSoraの終了で動画を作れず、Claudeには動画を生成するモデルがありません。

Claudeで画像は作れますか?

写真やイラストを生成するモデルはありません。図やグラフは、HTMLやSVG(図を描く形式)で作れます。TeamとEnterpriseでは、図や文字を動かす説明アニメーション(Claude Motion、ベータ)をMP4で保存できます。画像の生成が必要なら、ChatGPTかGeminiを使います。

Claude ConsoleとClaude Proは、別の料金ですか?

別です。Claude Proは月額の定額でアプリを使うプランで、Claude Consoleは使った分だけ払うAPIの管理画面です。片方の契約で、もう片方が使い放題になることはありません。

例外として、MaxとTeamのプランには毎月のAPIクレジットが付きます。Claude Codeは、Proなどの有料プランでも、ConsoleのAPIキーでも使えます。詳しくはアプリとConsoleの併用をご覧ください。

APIに入れたデータは、学習に使われますか?

Claude(Console)とOpenAI Platformは、既定で学習に使わないと公式に説明しています。Gemini APIは、有料の利用では製品の改善に使われませんが、無料の利用では改善に使われ、人が読むこともあります。いずれも、不正利用の監視などのため一定の期間は保存されます(AnthropicとOpenAIは、標準で最大30日)。Gemini APIは、Interactions APIでは以前から、generateContentでは10月26日以降に作った有料のプロジェクトで、リクエストが既定で保存されます(設定で止められます)。

パソコンを閉じても、AIの作業は続きますか?

クラウドで動く機能なら続きます。Claudeのクラウド実行、Claude Codeのクラウドのセッション、ChatGPTのWeb版のWork(クラウドブラウザを含む)やCodex Cloud、Geminiのタスク(クラウドのブラウザで作業する場合)などです。ただし、パソコン内のファイル、ログイン中のブラウザ、画面の操作を使う部分は、パソコンとアプリが起動している必要があります。Geminiのタスクも、パソコンで自分のChromeを使う間は、パソコンとChromeの起動が必要です。タスクのスケジュールは、端末の電源が切れていると実行されません。

会計ソフトにつなげるのは、どのAIですか?

2026年10月27日時点で、マネーフォワード クラウド会計とfreeeの公式MCPは、どちらもClaudeへの接続方法を具体的に案内しています。freee-mcpは、OpenAIの開発ツールCodexの手順も案内し、その他のAIでもリモートのMCPとして追加できるとしています。ChatGPTとGeminiのアプリについては、両社の公式ページに個別の手順の記載はありませんでした。つなぐときは、読み取りから始め、書き込みは承認制にし、最後に残高照合をします。

Managed Agentsで、ブラウザやパソコンの画面を操作できますか?

パソコンの画面は操作できません。ブラウザを操作する組み込みの道具(browser use)も、2026年10月27日時点では使えません。ただし、作業環境にはPlaywright(ブラウザを自動で動かす部品)とChromiumが入っており、AIがプログラムを書けば、画面のないブラウザを動かせます。ログイン済みの自分のブラウザは使えず、通信の許可も必要です。画面の操作が必要なら、Claudeのデスクトップアプリ(Pro・Max)などを使います。

ChatGPT Atlasは、まだ使えますか?

使えません。ChatGPTのブラウザ「Atlas」は、2026年8月9日に提供を終えました。ChatGPTでブラウザを操作するには、ブラウザの拡張機能か、アプリの内蔵ブラウザを使います。クラウド上のブラウザで作業させるなら、Workのクラウドブラウザ(Free・Goを除く有料プラン)か、dots(Pro・Business Premium)があります。以前のエージェントモードは、提供を終えたと案内されています。

日本で使えない機能はありますか?

あります。Claude Duet(米国のPro・Maxから開始。日本は未提供で、時期は未発表)、Gemini in Chromeの操作の代行(自動ブラウジング)、Geminiアプリへの自作MCPの接続(米国・英語のみ)などです。ChatGPTのComputer Use、Work、Workのクラウドブラウザは「対応地域」での提供で、日本を除外する記載も、日本を明記した記載もありません。dotsも、日本が対象かどうかが公式に明記されていません。

1つだけ契約するなら、どれがよいですか?

当事務所の考えでは、文書づくりと会計が中心ならClaude、画像やサイトの公開も使うならChatGPTから始めます。Google Workspaceを使っている会社や、動画を作るなら、Geminiからです。多くの場合、2つの組み合わせで足ります。業務で使うなら、法人向けのプランか「学習に使わない」設定を前提にしてください。

出典・参考(確認日:2026年10月27日)

AI活用ガイドのページ一覧

ガイドのトップAI活用ガイド(Claude・ChatGPT・Gemini)7ページの入口。目的別にどのページを読めばよいかを案内します。 このページAI比較|Claude・ChatGPT・Geminiでできること一覧と使い分け動画生成・パソコン操作・クラウド実行などの可否を7製品で一覧にし、料金・データの扱い・用途別の使い分けを比べます。 ページ2ChatGPTの使い方|登録・プラン・安全な設定とOpenAI Platform(API)登録から画面の見方、学習に使わせない設定、経理の注意点、OpenAI Platform(API)の使い方まで。 ページ3Claude Consoleの使い方|画面の場所・APIクレジット・セッション・情報を漏らさない設定画面のどこに何があるかを写真で示し、APIクレジット、Managed Agentsのセッション手順、情報を漏らさない設定を解説します。 ページ4Geminiの使い方|始め方・プラン・主な機能・安全な設定とGoogle AI Studio(Gemini API)Geminiアプリの始め方・プラン・主な機能・安全な設定と、Google AI Studio・Gemini APIの使い方。 ページ5Claude Codeで仕訳データを作る|架空の通帳と領収書から会計ソフトの取込CSVまで実演架空の通帳データと領収書から、会計ソフトに取り込むCSVをClaude Codeなどで実際に作った結果と注意点。 ページ6Claude CodeとClaude(旧Cowork)の使い方|導入・安全な設定と実務の実例インストール、権限・安全な設定、実務での実例まで。Claude(旧Cowork)との使い分けも。

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