経営計画・事業計画の策定支援:依頼から完了までの流れと所要日数

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融資の申し込みで計画書が必要になった、補助金の公募が近い、期首までに来期の計画を固めたい——経営計画・事業計画の策定を専門家に頼むと、どんな手順で何日かかるのでしょうか。

標準は1〜2カ月で、流れは「ヒアリング→数値計画→文章化→レビュー・仕上げ」の4ステップです。期日のある計画は、この日数から逆算して着手できるかどうかがほぼすべてを決めます。

この記事では、計画づくりを日常的に支援する札幌の税理士・公認会計士事務所が、各ステップの中身と所要日数、期間を左右する要因、つまずきやすい点を解説します。費用の構造は費用の内訳と相場の記事をご覧ください。

この記事は、こんな方に役立ちます

  • 税理士の顧問料や費用の相場を知りたい方
  • スポット相談か顧問契約か迷っている方
  • 依頼の流れと範囲を把握したい方
①お問い合わせ②ヒアリング③見積り・契約④月次サポート⑤決算・申告
ご相談から顧問契約までの流れ
図:ご依頼の流れ
この記事のポイント
  • 標準は1〜2カ月。ヒアリング→数値→文章→レビューの4ステップ
  • 数字が先、文章が後。根拠式と損益分岐点が数値計画の核
  • 資料の揃い・経営者の関与・期日が所要日数を左右する
  • 期日2週間前からの突貫は質が下がる。見送る判断も選択肢
  • 完成後の面談準備・月次レビューまでが計画づくりの仕事
依頼から完了までの流れ(所要日数の目安)
1
①初回ヒアリング⏱ 1〜3日
現状・課題・目標の確認、資料収集
2
②環境分析・数値整理⏱ 5〜10日
SWOT・市場・財務数値の整理
3
③ドラフト作成⏱ 7〜14日
3〜5か年計画・アクションプランの素案
4
④経営者レビュー・修正⏱ 3〜7日
確認・数値調整・追加ヒアリング
5
⑤最終版・納品⏱ 2〜5日
製本・説明・銀行提出用資料の仕上げ
合計の目安3週間〜2か月程度

具体例:ヒアリングから計画完成までのステップと所要日数

具体例:経営計画策定支援の標準ステップと所要日数の目安

顧問税理士や中小企業診断士への依頼を想定した標準的な流れです。ヒアリング回数・資料準備状況・計画の複雑さで前後します。

ステップ主な内容所要日数の目安
①初回ヒアリング現状・課題・目標の確認、資料収集1〜3日
②環境分析・数値整理SWOT・市場・財務数値の整理5〜10日
③ドラフト作成3〜5か年計画・アクションプランの素案7〜14日
④経営者レビュー・修正確認・数値調整・追加ヒアリング3〜7日
⑤最終版・納品製本・説明・銀行提出用資料の仕上げ2〜5日
合計(目安)3週間〜2か月程度

※資料準備が整っていれば最短3〜4週間も可能。融資・補助金の締切がある場合は逆算して早めにご相談ください。所要日数は依頼先・規模により異なります。

計画策定の工期を左右する主な要因は「資料の準備状況」と「経営者のレスポンス速度」です。過去3期分の決算書・月次試算表・主要取引先一覧などを揃えておくと、ヒアリングがスムーズに進み、全体の所要期間を短縮できる場合があります。

金融機関への融資申込や補助金の申請締切がある場合は、余裕を持って逆算した依頼スケジュールが重要です。提出まで2か月でも、初回ヒアリングまでに財務資料を整理しておけば間に合うケースが多くあります。まずはご相談のうえ、必要なスケジュールと対応可否をご確認ください。

目次

任せられること・自社にしかできないこと

工程支援に任せられる自社にしかできない
現状分析決算データの分析・実力線の把握現場の実感・課題の率直な共有
数値計画根拠式の設計・資金繰りへの展開目標と打ち手の意思決定
文章化構成・表現・体裁の整備自社の言葉で語れる中身の提供
レビュー金融機関・審査側の目線での検証最終的な決定と対外的な説明

計画づくりは代筆ではなく共同作業です。数字の整理・検証と文章化は支援側が担えますが、どの顧客に何を売り、誰が実行するかは経営者にしか語れません。中身の埋まらない計画は、どれだけ体裁が整っても面談で見抜かれることがあります。

4ステップと所要日数

経営計画策定の4ステップ:ヒアリング、数値計画、文章化、レビュー・仕上げ。標準1〜2カ月
依頼から完成まで標準1〜2カ月(※2026年6月12日時点)
ステップ内容目安
1. ヒアリング・現状分析経営者への聞き取りと直近3期の決算分析1〜2週間
2. 数値計画売上の根拠式・損益・資金繰り・返済計画1〜2週間
3. 文章化現状整理・戦略・行動計画を文書に落とす1週間程度
4. レビュー・仕上げ数値と文章の整合確認・第三者目線の検証1〜2週間

※2026年6月12日時点の標準的な目安です。資料の状況と面談回数で前後します。

順番には意味があります。数字が先、文章が後です。文章から書き始めると数値計画と話が合わなくなり、手戻りが発生しやすくなります。

数値計画では、売上を「前年比◯%増」ではなく根拠式(客数×単価×頻度など)で組み、損益分岐点と最低ラインを併記します。計画に盛り込む中身の詳細は経営計画の作り方の記事で解説しています。

所要日数を左右する3つの要因

第一に資料の揃い具合です。直近3期の決算書・最新の試算表・借入一覧が初回に揃っていれば、現状分析がスムーズに進みます。第二に経営者の関与です。ヒアリングに本人が出るか、経理担当者任せかで、回数も質も変わります。

本人の言葉が計画の核になるため、最低でも初回と数値確定の場には出席をおすすめします。第三に用途の期日です。融資面談や公募締切まで2週間を切った突貫は、質や結果に影響しやすくなります。

間に合わない場合は、次の機会に向けて作り込む判断も含めて相談するのが現実的です。

つまずきポイントと完成後の運用

つまずき一つ目は、文章を先に書いてしまうことです。立派な文章ほど数字との矛盾が目立ちやすくなります。つまずき二つ目は、希望的観測の数字です。実力線を無視した右肩上がりは信用を損ないかねません。挑戦目標は行動計画の側に書くのが原則です。

つまずき三つ目は、完成をゴールにすることです。融資用なら、提出後の面談で自分の言葉で説明できる準備(想定問答)までが仕事です(融資の流れは公庫融資の記事参照)。

社内用なら、月次で計画と実績の差を確認する運用(管理会計の記事)に載せて初めて投資が活きてきます。当事務所は税務顧問にとどまらず、計画の策定支援から金融機関対応・月次レビューの運用まで実務で伴走しています。

当事務所での実例

実例:歯科クリニックの設備更新に向けて、融資用の計画策定を支援しました。

ヒアリングメモの構造化と計画書・表の下書きはAI(Claude)が担い、自費・保険収入の構成を踏まえた売上の根拠式と返済計画、金融機関向けの説明の組み立ては有資格者が設計しました。

期日の2週間前に完成し、面談では院長が数字の前提を自分の言葉で説明できたことが、スムーズな調達につながったとのことです。

期日から逆算したスケジュールのご相談は、お問い合わせからどうぞ。状況を伺ったうえで、対応範囲と概算をご提示します。

よくある質問

最短でどれくらいでできますか?

資料が揃い、意思決定が速ければ数週間に短縮できる場合もあります。ただし期日まで2週間を切った突貫は質が下がりやすいため、次の機会への切り替えも含めてご相談ください。

ヒアリングは何回必要ですか?オンラインでも可能ですか?

標準は2〜3回で、オンラインで完結できます。初回(現状と目的の整理)と数値確定の場には、経営者本人の参加をお願いしています。

一度作った計画の更新だけ頼めますか?

可能です。年1回の改定と四半期ごとの打ち手の見直しを組み合わせる運用が標準で、初回より軽い負担で回せます。

相談・依頼はどう進めればよいですか?

直近3期の決算書と、用途・期日のメモをご用意のうえ、お問い合わせフォームから「経営計画の相談」とご連絡ください。料金・契約・業務フローはこちらです。

まとめ

この記事のまとめ
標準は1〜2カ月。ヒアリング→数値→文章→レビューの4ステップ
数字が先、文章が後。根拠式と損益分岐点が数値計画の核
資料の揃い・経営者の関与・期日が所要日数を左右する
期日2週間前からの突貫は質が下がる。見送る判断も選択肢
完成後の面談準備・月次レビューまでが計画づくりの仕事

当事務所(札幌市)は、経営計画・事業計画の策定から金融機関対応・月次レビューの運用までを税務顧問とあわせて支援しています。貴社の状況を伺ったうえで対応範囲と概算をご提示しますので、料金・契約・業務フローをご確認のうえお問い合わせください。

関連記事:経営計画の作り方経営計画・事業計画の策定支援:費用はいくら?料金の内訳と相場日本政策金融公庫の創業融資(札幌)管理会計とは

料金を相談する前に整理しておくと早いこと

  • 業種と年間の売上規模
  • 記帳を自社でやるか依頼するか
  • 訪問・オンラインなど希望の対応方法
  • 現在の課題(節税・資金繰り・申告など)
  • 法人か個人事業かと決算月
札幌で税理士をお探しの方は、まず無料相談から

料金の目安やサポート範囲は、状況を伺ったうえで明確にご提示します。お見積りは無料です。
対象:法人の決算・税務顧問/個人事業主/相続・贈与・事業承継のご相談お気軽にどうぞ。

関連ページ:料金・契約の流れ会計・税務顧問対応事例

※本記事は2026年6月時点の法令・情報に基づく一般的な解説であり、個別の税務判断を保証するものではありません。実際の適用にあたっては税理士等の専門家にご相談ください。

出典・参考情報(公的機関)

本記事は一般的な情報提供を目的とするものであり、個別の税務判断・アドバイスを行うものではありません。税制・法令は改正される場合があります。実際の申告・手続の際は、上記の公的機関が公表する最新情報をご確認のうえ、税理士など専門家へご相談ください。

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